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既卒就職活動は転職エージェントを使ったほうがよい? 既卒就職活動のポイントを解説

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既卒での就職活動は新卒の就職活動とは大きく違います。その中でも大きな違いが転職エージェントの存在です。エージェントは新卒の就職活動では合同説明会の開催やエントリーシートの提出に使われることはありますが、本選考や面接のセッティングを担当することはありません。しかし、既卒の就職活動においてはエージェントの役割が代わり大きなポイントとなります。

 

そこで今回はエージェント、その中でも転職エージェントについて詳しく解説をしていきます。転職エージェントの意義、既卒の就職活動のポイントを交えて詳しく解説をおこなっていきます。今就職で悩んでるあなた、今記事を読んでぜひ参考にしてみてください。

 

既卒就職活動の特徴とは 転職エージェントも豊富な市場

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最初に既卒の就職活動について特徴、ポイントを解説していきます。一般的な新卒の就職活動はポテンシャル採用と呼ばれます。これは本人の能力より将来性を重視した採用方法です。具体的には本人の人柄、コミュニケーション能力、学歴、打ち込んだことのように直接業務に関係しないことがほとんどです。そのため、新卒就活しか経験のない人は既卒の就活の特徴を誤解してしまいがちです。

 

既卒の就職活動の特徴は実務経験の豊富さとスキルの高さが採用基準になります。一般的な新卒の就職活動との違いがポテンシャルをあまり評価されないことです。例えば学生時代に打ち込んだこと、研究の内容といったことはほとんど評価に影響しません。代わりに重要視されるのが本人の実務経験です。第2新卒のような特殊な事例を除けば本人の実務経験は既卒の就職活動において必須になります。

 

例えば転職前の会社では財務部に所属していて、主に取引先との支払いの調整をおこなっていたのような具体的な職務内容を聞かれることも珍しくありません。また会社に在籍していた期間、実績等も重要視されます。これは既卒の就職活動の大きな特徴と言えるでしょう。なぜ既卒の就職活動において実務経験が重要視されるかについては企業が即戦力を募集しているからという理由があります。

 

しかし、新卒の就職活動と違い即戦力となる人材の応募を待つのは現実的ではありません。そのため既卒の就職活動では転職エージェントが重要となります。また即戦力を求めているため、ある程度のスキルの高さも重要となります。既卒の就職活動では主に3つのスキルが求められています。それはコミュニケーション能力、専門的な資格、問題解決能力の3つです。

 

コミュニケーション能力は言わずもがなですが、既卒の就職活動の場合は新卒の就職活動とは少し違います。具体的には上司とのコミュニケーション能力と部下とのコミュニケーション能力の2つが必要になります。即戦力として採用されているため、入社後1ヶ月で部下が付くケースも想定されるからです。そのため部下の扱い方というスキルも重要となり、過去部下を持っていたかどうかも重要視されます。

 

専門的な資格は職種にもよりますが、応募条件に含まれることが多いです。具体的なものとして宅建や税理士、大型運転免許のような業務に必須となる資格が該当します。これらの資格の多くが実務経験が必要ということもあり、ある程度の判断要因として重宝されているという面もあります。そのため既卒の就職活動においては専門的な資格を持つことが大きな強みになります。

 

問題解決能力は社会人としての適応能力の高さを図るため重要視されます。特に過去に起きた問題を解決した能力は重要視され、問題解決能力の高さを重視する採用担当者も多く存在します。そのため採用面接等では過去の職歴と合わせて問題解決能力の高さを調べれます。このように既卒の就職活動はポテンシャルより実務経験やスキルが重要視されることが最大の特徴となります。

 

しかし、企業側も都合よくそのような人材が手に入るとは思っていません。既卒の就職活動では採用者の母数が多いため、また緊急性の高い採用のため積極的な採用活動をおこないます。その方法の1つが転職エージェントとなります。そこで次はこの転職エージェントについて解説します。

 

転職エージェントの特徴、既卒は定着率が勝負

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転職エージェントの役割は企業と転職者を繋げる橋渡しというものです。しかし、ただ企業に転職者を紹介するのではありません。転職エージェントはそれ以外の役割を持っています。それは企業側の求める人材の選定、そして転職者の定着をおこなうことです。まず前提として、既卒の就職活動では面接の回数が1回であることが多いです。これは面接というものが企業側の負担が大きい選考になるからです。

 

そこで使われるのが転職エージェントです。企業側は自社で面接をおこなわず、転職エージェントに面談や仕事の紹介という形で選考活動を依頼しています。その選考で紹介する企業を選びつつ選考をおこなうという形です。そのため企業としては転職エージェントを通して転職活動を推奨しており、その要望に答える形で転職エージェントが存在します。転職エージェントは新卒の就職活動における1~3次選考も兼任しているわけです。

 

そしてもう1つ重要な役割が定着率をあげることです。既卒の就職活動は過去に違う会社に勤めていたことのある人材を採用するということもあり、転職されるというリスクが高くなりがちです。そのため企業側も採用した人材がすぐに転職や離職をすることを警戒します。そこでポイントとなるのが転職エージェントの存在です。転職エージェントを通して就職活動をおこなうことで、転職エージェントに対する恩というものが発生します。

 

そのため1~3ヶ月といった短期の離職が発生しにくくなりやすいというメリットがあります。また採用後のアフターケアをおこなう転職エージェントも珍しくなく、短期離職を防ぐための様々な制度も存在します。それほど既卒の就職活動においては短期離職が問題視されています。このように既卒の就職活動において転職エージェントの役割は重要であり、転職活動では必須と言えるものです。

 

しかし、新卒で採用されてから転職をしたことがない人には分からないことも多く不安になりがちです。そこで最後に実際に転職エージェントを使って転職活動をする流れを紹介します。

 

実際に転職エージェントを使って既卒就職活動をしてみた

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最後に転職エージェントを使って既卒の就職活動をおこなう流れを解説します。今回は実際に登録をおこなう登録編、企業選びから面接までの入社編の2段階を解説していきます。細かな差異はありますが、ほとんどの転職エージェントで同じ内容となるのでぜひ確認してみてください。

 

登録編 正確な情報を記載すること

最初におこなうのは転職エージェントへの登録です。転職エージェントは業種や対象ごとに特化しているものも多く、自分にあったものを選ぶ必要があります。特にIT系、金融系は専門的な求人を募集していることが多いため、目的に合った転職エージェントを選ぶ必要があります。転職エージェントを決めたら最初に登録をおこないます。これは簡単な氏名や電話番号、メールアドレスの登録といったものです。

 

その後、担当者から電話やメールにて実際に登録するための面談を決定します。この面談がのちの企業選びに重要となるので、意識して望みましょう。具体的には最低限の清潔感、身だしなみ、話を聞く姿勢が重要です。男性ならひげや髪の毛の手入れ、女性なら化粧の厚さに注意が必要です。服装は私服でも可と記載がない限りはビジネス用の服装を選ぶのが堅実です。

 

そして必ず意識したいことが一方的に話をしないことです。受け答えも重要ですが。必ず相手側の話を聞く姿勢を持つように意識してください。この面談を終えれば実際に仕事を紹介してもらうこととなります。

 

マッチング編 やりたいことも大事だけど幅広い視野を持つ

次におこなうのが企業選び、マッチングです。基本的にはこちらの要望に沿った企業を紹介してくれるので心配はありません。しかし、希望に添えないことや条件が合わないこともあります。そんなときは日を改める、一旦希望以外の職種を見てみるといった視野の広さも重要です。特に転職エージェントとしても紹介した企業を短期離職することがもっとも避けたいことです。

 

そのためこちら側の希望を無下にするような紹介はおこないません。なかなかマッチングがうまくいかないときも、焦らず広い視野で対応を心がけるようにしましょう。そしてマッチングがうまくいったら、いよいよ面接となります。面接に不安がある人は転職エージェントが模擬面接、シミュレーションといった対策をおこなっているので必ず参加してみましょう。

 

面接終了後、転職エージェントに結果が届く形となりますので入社日までは連絡をとれる状態にしておくことも重要です。このように転職エージェントは転職者の味方であるので、信用して互いに納得いく形で終えることを心がけるようにしていきたいですね。

 

まとめ 既卒就活には転職エージェントは欠かせない

まとめとして今記事では既卒の就職活動における転職エージェントの役割を解説しました。既卒の就職活動の特徴や転職エージェントの役割を解説し、実際に転職エージェントを使っての就職活動の流れを解説しました。今や転職エージェントは既卒の就職活動では必須のものとなっています。抵抗がある人も多いとは思いますが、まずは実際に登録して話を聞くだけといったことでも大丈夫です。

もし転職を考えている人は実際に登録してみましょう。よりよい仕事を得られるかもしれません。あなたの転職活動に幸があることを祈っています。