就活の面接対策はすることがたくさんありますよね?
特に面接の質問に関しては
「どうやって対策をしよう」
と悩んでしまう人も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、「質問別に面接の回答ポイント」をご紹介します。
面接官の印象に残る候補者になるため、参考にしてください。
目次
就活面接は徹底的に対策をしよう
あなたがとても話上手だとしても、「自分のこと」や「企業のこと」を調べずに面接に挑んでしまえば面接官は準備不足であることがすぐにわかります。
少なくとも「自己分析」と「企業分析」は完璧に準備していきましょう。
そうすれば予期せぬ質問にも柔軟に対応することができますよ!
ここでは「よくある面接」の対策法をお伝えしていきたいと思います。
ぜひ面接対策の参考にしてくださいね!
就活面接|「自己紹介」の対策
では「自己紹介」の対策からお話していきます。
「自己紹介」というのは「では、まず1分程度であなたの自己紹介をお願いします」と面接の初めに良く使われる質問です。 自己紹介の目的は「コミュニケーションのきっかけづくり」です。
この質問の注意点としては、
「これから面接で深掘りして欲しいポイントを簡単に触れておくこと」
です。
その他は
・名前
・大学名、学部名、学科名
・本日はよろしくお願いします。
という風に端的にまとめれば十分です。
【例文】
〇〇大学〇〇学部〇〇学科から参りました。
〇〇〇〇と申します。
学生時代はダンスサークルに所属し、サークル活動に励んでまいりました。
本日はよろしくおねがいします。
この程度で構いません。
面接官はその後「ダンスサークルではどのようなことをしたの?」と聞いてくれ、面接が進んでいきます。
就活面接|「志望理由」の対策
次に「志望理由」の対策についてお話します。
志望動機は面接で必ず聞かれます。しっかり対策をしましょう。
志望理由ポイント
・自己分析をし、自分の強み・将来の志向を見出す
・企業分析をし、自分の強み・将来の志向にマッチするのか考える
志望動機のポイントは「自分の価値観と企業の求める採用条件に合うかどうか」という部分です。
例えば、「挑戦していくという社風のある企業で、新しいことにチャレンジしていくチャレンジ精神のある人材が欲しい」と企業が思っているとすれば、「困難にも負けずに何かに挑戦した経験」が志望動機ある人が企業とマッチすると考えます。
逆に「現状維持を好み、安定を求める人」にはマッチングしないと判断されます。
ですから、自己分析を十分にすることで「自分がどういう経験をしてきたのか」を掘り起こしましょう。その次に企業分析をして「企業はどのような人材を求めているのか」を研究します。そして、最終的に、自己分析と企業分析がマッチしている志望動機を作れればベストです。
【例文】
私が御社を志望する理由は、御社の企業理念である「挑戦し続ける精神を持ち続け、圧倒的な自己意識をもつ」という点に共感したからです。私は学生時代にサッカー部に所属しており、チームで一致団結し挑戦してまいりました。その結果、関西リーグで優勝することができました。私も挑戦する気持ちを持ち続けることで、御社で様々なことに取り組んで参りたいと思い志望いたしました。
就活面接|「学生時代に頑張ったこと」の対策
「学生時代に頑張ったこと」に関してお話します。
「学生時代に頑張った事を聞いて、企業は何を基準に判断するのだろう?」
「ボランティアや部活ですごい活躍していないとマズいのだろうか?」
と思われるかもしれません。
面接官が「学生時代に頑張ったこと」を聞くには理由があります。
「学生時代に頑張ったこと」を通じて、その人の考え方やキャラクターを知りたいということなのです。
例えば、ボランティアサークルでリーダーをした時のことをベースに話す場合「感情→行動→結果」の順番で話すと良いです。
・感情:どう思った
【例】留学先で貧困の実態をみて助けたいと思った
・行動:感情の結果何をしたか
【例】1人では助けれないので、仲間を集めボランティアサークルを作った。
・結果:行動した結果どうなったか
【例】ボランティアの活動を通して貧困の救済ができた。自分はリーダーシップが身についた。
【例文】
私が学生時代に力を入れたことはボランティア・サークルでの活動です。
きっかけは、留学先で子供の貧困問題を目の当たりにし、「助けたい」と思ったことです。
しかし1人では何もできないので、10人程度のサークルを作りボランティア活動に励みました。結果子供の貧困問題に関してのボランティア活動ができ、自信はサークルを運営したことでリーダーシップが身につきました。
御社でも自ら率先して、取り組んで参りたいと思います。
ポイントは「感情」の導入部分。
人は感情に納得感を得るのです。「どう思った」という部分で人となりを判断しています。
結果はあまり気にしていません。つまり、「学生時代に力を入れたこと」に関して、なにか凄い結果は必要ありません。
「どう思って」→「どう行動した」という点が大事なのです。
就活面接|「長所・短所」の対策
次は「長所・短所」の対策です。
ではそれぞれポイントをお話します。
面接で話す長所とは「自己分析で見つけた長所+その長所が活かせる仕事」で話して初めて成り立ちます。この方程式がなければ、ただの自慢になってしまうのです。
良い例を上げると、
「僕の長所は20年間続けてきたサッカーから言えるように継続力です。
御社でもこの力を活かし壁にぶつかっても乗り越えていきたいと思います」
このように
自己分析をもとにした根拠のある【強み・長所】を素に仕事でどう活かせるのか考えた長所にしてください。
次に短所に関してお話します。
短所のポイントは、
・短所をどう克服するよう努力しているのか伝えることです。
面接で「僕の短所は〇〇です」と一方的に短所を言ってしまうとどうでしょう?
「こんな弱みのあるやつは不採用だ!」となりかねないですよね。
ここまではいかなくとも、やはり面接という自己PRの場では弱みという不利なことだけを伝えるメリットはありません。
そこで、短所については「短所をどう克服したのか」という部分が大切です。
例えば、
「私の短所は締め切りギリギリに行動してしまうことです。この短所を克服するため、今ではスマホのメモなどに早めの締め切りを入力しています。そうすることで、本来の締め切りより早く提出するようになりました」
というような流れになります。
短所に関しては誰にでも1つはあります。
それをどう克服していったのかが重要になります。
ここで少し高度なテクニックをご紹介します。
「短所は長所の裏返しである」という言い方をしてみましょう。
例えば、
「私の長所は新しいことに挑戦していくチャレンジ精神」だとします。
この長所の裏返しといて、
「まずは何でも挑戦してしまうので、時に1つのことに集中できない点が短所です」
と伝えると一貫線のある長所と短所になります。
このように見方を変えることで長所にも短所になります。
就活面接|「何か質問はありますか?」の対策
最後に「何か質問はありますか?」という逆質問に関して対策をお話します。
面接官が面接の終わりに「何か質問はありますか」と聞くことを「逆質問」と言います。
この「逆質問」には、面接官の意図が含まれているのです。
質問され思わず「いいえ、特にありません」と答えてしまうのはもったいないです。
面接官はこの質問を通じて、「企業に対する志望度」などを測っています。
ぜひ何か質問をしてみましょう。
では【逆質問】のポイントについてお話します。
・ホームページや企業案内を読めば分かることは質問をしない
・面接官(何次面接か)によって質問を変える
「ホームページや企業案内を読めば分かること」を質問するということは、裏を返すと企業研究が不十分ということです。また、志望度があまり高くないと判断されてしまいます。
面接前にホームページや企業案内は一読した上で面接に挑みましょう。
つぎに「面接官(何次面接か)によって質問を変える」という点ですが、面接は1次面接、2次面接、最終面接で面接官の役職が変わります。
1次面接は現場の担当者クラスが多く、2次面接は現場の責任者クラスが多くなります。
最終面接では役員や社長が対応することが多いです。
現場の担当者に「この会社の将来のビジョンを教えてください」と質問しても、具体的な内容を詳しく答えられないでしょう。逆に最終面接で質問することで具体的なビジョンを聞くことができるだけでなく、あなたの意欲を伝える機会にもなります。
面接官に合った質問をすることが大事です。
まとめ
以上が就活面接の質問別の回答ポイントになります。
よくある質問ごとに対策をお話して来ましたが「対策はできたけど、何か不安」「質問の回答例を作って見たけどこれでいいの」と不安な人は、学校のキャリアセンターや人材会社のキャリアカウンセラーに一度チェックしてもらいましょう。
第三者のプロの目で見てもらうことによって「新たな発見」が見つかります。
時間があれば模擬面接などもおすすめです。書いた言葉と実際に話す言葉は思った以上に違います。
ここでおさらいです。
面接対策の一番大きなポイントは「自己分析をすること」です。
どの質問に答えるにも自分のことを知らないと答えることはできません。
また自分のことを知っているだけでなく、面接で話せるように分析した内容を「言語化」しなければなりません。面接対策は「自分を知ること」から始まります。
しっかりと「自己分析」をして面接に備えてくださいね。
皆さんが希望する企業につけるよう願っています。