グループディスカッションをした経験はありますか?
学生時代に授業の中で行った経験がある方もいれば、名前は知っているけど経験はしていないという方もいるでしょう。
最近では、就職活動の選考方法として利用される機会が多くなっています。
人気のある企業ベンチャー企業などは特にグループディスカッションの選考をしているケースが多いです。
そんなグループディスカッションに多くの人は「苦手意識」を抱きがちです。
どうして苦手意識を抱いてしまうのでしょう。
苦手意識を持っている人ほど、やはり落ちてしまいやすいのです。
この記事では、苦手意識を克服するための「対策方法」を解説します。
きっと記事を読めばグループディスカッションの対策方法を知ることができ、取り組み方に自信を持つこともできるはずです。
是非参考にしてください。
目次
グループディスカッションでは一体何を評価される?対策はどうとる?
グループディスカッションが就活の選考に使われることは、近年「当たり前」になってきました。
したがって、どうして企業がその選考方法を採用しているのかを知らない方がいます。
知らなくてもグループディスカッションは進めることができますが、意図を知ることは「対策」の一つになるでしょう。
ここからは、グループディスカッションが行われる意図と「何を評価されているのか」を解説します。
企業側がグループディスカッションの選考を行う意図
グループディスカッションは複数名で議論を行い、与えられたテーマの解決策を見出す方法です。
この方法を就活で行うと就活生の人間性はもちろんのこと、組織に所属をするとどのような関わり方をするのかが見えてきます。
例えば、5人チームを組んだときにすぐに全員と打ち解けることができ、自然とグループの中心となり話をませす人がいるかもしれません。
また、愛想が良く人の話を聞くのが上手な人もいるでしょう。
逆に、愛想が良くない印象で、少しグループに馴染めない雰囲気の人もいるかもしれません。
初対面同士でチームを組むからこそより一層「人との関係を築き方」が見えてくるのです。
企業の担当者からすれば、今後同じ会社で働く人材として迎え入れるべき人材をチェックしています。
グループディスカッションは30分~1時間という時間の中で、多くの学生を一気に選考できるのも魅力のひとつでしょう。
したがって、グループディスカッションでは「組織に所属をすることを想定した行動」ができると良い印象を持ってもらえるのです。
グループディスカッションの評価についてチェック!
上述したように、企業がグループディスカッションの選考で「就活生それぞれの個性」や「人間関係の築き方」をチェックしています。
評価基準は企業によって違うでしょう。
例えば、熱意を持って何事にも前向きに取り組める「行動派」の人材が欲しいと思う企業もあるはずです。
逆に、慎重に物事を捉えることができ客観的な視点で動ける印材を求めている企業もあるでしょう。
このように、企業の色や職種によって求める人材には違いがあります。
したがって「こういう人が良い評価をされる」と断定はできないのです。
対策として覚えておいて欲しいのは「企業理念や求める人材を知ること」になります。
ただし、評価が上がる共通項がないわけではありません。
まず、人の話を最後まで聞けること、そして自分の意見を持っていて発言ができることは「最低限」必要になることだと覚えておきましょう。
対策を取っていないとグループディスカッションで落ちてしまう…。落ちる人の特徴を解説
記事を読んでいる方の中には「グループディスカッションは話すだけだから対策なんてしなくても大丈夫」と考えている方がいるかもしれません。
「人見知りじゃないし大丈夫」と安心している人もいるでしょう。
もちろん、就活を行う上で「自信を持つこと」はとても重要になります。
やはり自信を持っている人の方が内定率は高くなるのです。
しかし、自信を持ちすぎて対策ゼロでグループディスカッションに挑むと「痛い目」を見る可能性があります。
ここからはグループディスカッションに落ちる人の特徴を紹介するので是非チェックしてください。
事前準備ができておらず、流れに乗ることができていない
グループディスカッションの対策として「事前準備(企業のリサーチ等)」を行うことは大事になります。
また、グループディスカッションがどのようなものであるかを調べることも対策のひとつでしょう。
例えば「グループディスカッションの流れ」を調べることは大事です。
チームになりある程度決まっている流れに沿って議論を進めることになるのですが、
事前に流れを知ることができていないと、当日の流れに上手く乗ることができない可能性もあるでしょう。
そうなると、選考落ちになる可能性が高くなってしまいます。
自分の意見ばかり主張をしてしまう
グループディスカッションでは「チームとの関わり方」を重点的に見られます。
議論の場で発言をすることが得意な人は、ガンガン発言をしたくなるでしょう。
しかし、あくまでも「就活のグループディスカッション」なので、チームと上手く関わる必要はあります。
むしろ、そこを見られているのです。
したがって、周りの意見を聞かず自分の意見を主張ばかりする人は担当者から良く思われない可能性が高くなるでしょう。
最悪の場合、チームの輪を乱すことになり同じチームのメンバーに迷惑をかけることすら考えられます。
役割が全うする事柄について知らず、活用をすることができていな
グループディスカッションの選考に落ちる人の中には「役割について対策ができていない」傾向があります。
役割というのは大きく分けて3つです。
「司会」「タイムキーパー」「書記」に分かれます。
この3つの役割を最初に決めてから議論をスタートするのがグループディスカッションの基本です。
役割につくことで人事担当者の目に留まりやすくなると考えている人は多いでしょう。
しかし、役割を得るということは「その役割の行動を全うすること」が必要になります。
例えば、司会の方は「中心に立つ」だけではなく、話を「振る」ことを意識することが大事です。
これができていないと、人事担当者には「司会なのに周囲が見えていない」とかえって良くない印象を抱かれてしまうかもしれません。
役割につくことがゴールではなく、「やり切ることが大事」になると覚えておいてください。
グループディスカッションのテーマの知識が無かった場合どうする?万が一の時の対策をチェック
グループディスカッションを行う際は「企業から与えられたテーマ」に沿って議論を進めていきます。
そのテーマは当日に知らされることになるのですが、知識の無いテーマがくることも多いでしょう。
そうならないために、例年のテーマをチェックし、対策を打つことは大事になります。
しかし、当日のことは企業担当者しか分からないため、どれだけ対策を打っていても全く違うテーマがくることもあるでしょう。
そうなると「発言ができない」と肩を落としてしまう人もいるかもしれません。
しかし、肩を落とし発言ができなくなると人事担当者の評価は下がるだけです。
大事なのは同じチームのメンバー全員が初見のテーマで意見を出し合うと思うことでしょう。
そうすることで、大分と気持ちは軽くなるはずです。
では、もし知識のないテーマで議論をすることになった場合どうすれば良いのでしょうか。
まず避けるべきことがあります。
それは「知ったかぶりをすること」です。
知ったかぶりをして議論を進めようとしても、必ず矛盾点が生まれます。
もし、メンバーの中に知識がある人が居た場合、そこを指摘されてしまい、信頼度が低くなるでしょう。
「テーマについて知らないから不合格」なんてことは一切ないので、知識が無いのであれば議論を行う上で大事になる仮説を考えるなど「無いなりにできること」を意識するようにしてください。
【対策=練習】グループディスカッションの有益な練習の仕方
ここまで、グループディスカッションの対策について詳しく紹介をしてきました。
様々な対策方法がありますが、特にオススメなのが「練習をすること」です。
最後に皆さんには、グループディスカッションの練習方法を紹介するので是非参考にしてください。
きっと記事を読めばグループディスカッションを行うことに対して「自信」を付けることができるでしょう。
普段から意識をしてニュースを見る
知らないテーマが議論の題材になることがほとんどなので、普段から「知らない事」に対して自分の意見を持つ癖をつけることが大事になります。
したがって、テレビのニュースを見た際に「自分ならどういう意見を持つか」を毎回考えるようにしてください。
SNSなどで他者の意見を吸収すること
ニュースを見て自分の意見を持つと同時に、他の人がどのような意見を持っているのかを知ることも大事です。
きっとグループディスカッションを行う際には、自分と全く違う意見を持っている人がチーム内にいることもあるでしょう。
その意見を「否定だけする」と、雰囲気は悪くなり組織に所属をすることが苦手な人だと思われる可能性もあります。
人それぞれ違う価値観を持つことは当たり前なので、どのように受け止めるのかは重要になるでしょう。
まとめ
この記事ではグループディスカッションを行う際に知ってほしい「対策方法」について詳しく解説をしました。
記事を読んだことが少しでも今後の就職活動を行う上で参考になれば幸いです。