志望する企業にエントリーシートを出したものの書類選考で落ちる結果を向かえてしまう人はそう少なくないです。
もしかすると「エントリーシートは出せば面接を受けることができる書類」といった認識をしている方は少なからずいるかもしれません。
しかし、現実はそう甘くはないのです。
エントリーシートで書類選考に落ちてしまう人にはしっかりとした原因があります。
この記事では、エントリーシートで落ちる人の特徴や、内定をもらうために気を付けるべきポイントなど「通過をする極意」を徹底解説するので是非参考にしてください。
これからエントリーシートを提出しようと考えている方は、きっと「通過できるエントリーシートの書き方」を学ぶことができるでしょう。
目次
エントリーシートはどのぐらいの確率で通過できる?
まず皆さんに知ってほしいのが「エントリーシートの通過率」についてです。
冒頭でも触れたように、エントリーシートは書けば通るといった考えを持っている人が何故か多く居ます。
意味としては入社志望届けを出すといった意味になるので、そこは必ず通過できると感じてしまうのかもしれません。
しかし、エントリーシートの通過率は平均的に50%前後と言われています。
就活を始めるときっと分かると思いますが、この通過がとんでもなく難しいと感じてしまう人もいるほどです。
もちろん、企業にピッタリ合うようなエントリーシートを書くことができれば一発で通る人もいるでしょう。
また、対策を練って「どうすれば通過できるのか」を考えることができると、多くの企業の最初の関門をくぐりぬけることができるようになります。
もしかすると、エントリーシートを1社にしか出さないなど考えている人もいるかもしれません。
ただ、平均的に考えると10社応募をすれば4社ないし6社ほどは落ちる確率があると考えると、早い段階から一社に絞ることを考えない方が良いといえるでしょう。
企業の規模によっても通過率は変わるので、ここで紹介をした内容はあくまでも「平均」であることも覚えておいてください。
そもそもエントリーシートと【内定】は関係あるの?
エントリーシートは就職活動を行う上でまず提出をする「自己開示」の書類と考えることができます。
自分がどういった人間であって、どのような経験をして、そしてどうしてこの企業に入ったのかを書類を通して伝えることができるのです。
そのため、この書類はあなたの第一印象を決めるものになります。
皆さんにも経験があるかもしれませんが、一番最初に抱いた印象はなかなか変わることがないのではないでしょうか?
例えば「この人は怖そうだな」と思うと、近づきにくくなってしまいますし、逆に「優しそう」と感じれば話しかけやすいはずです。
したがって、第一印象を決めるエントリーシートは内定に深く関係をすると考えることができるでしょう。
第一印象が悪い人と働きたいと思える人はあまりいないはずです。
逆に、最初の印象が良いと選考に通りやすくなると考えると、エントリーシートは就活を行う上でかなり重要になる書類になります。
エントリーシートで落ちる人には共通点がある!紹介します
エントリーシートが就職活動を行う上で大事になることを紹介しました。
そんなエントリーシートの選考で落ちる人には「共通点」があります。
この特徴を持っていると、落ちる確率が高くなってしまうので気を付けるようにしてください。
具体的な記入ができていない
エントリーシートの書き方として大切になるのが「具体的に記入をすること」です。
例えば、「趣味・特技を教えてください」という項目に対して「私の趣味は音楽です」と答えるだけではエントリーシートの回答として不十分になります。
エントリーシートでは「どうしてその趣味にハマったのか」という理由や「その趣味をどう活かしたいのか」という今後についての考えを述べることが大事になるのです。
「私の趣味は音楽です」と書いた言葉の後に「学生時代に立ち寄ったCDショップで偶然目に留まったCDを試聴もせずに購入し、家に帰ってからその音楽を聴いた時に衝撃を受けました…」といった感じで具体的なエピソードを伝えるようにしてください。
もし、志望企業が音楽関係やイベント関係であれば、その音楽と出会えた衝撃などから「活かせること」を見つけることもできるでしょう。
締切日ギリギリに提出をしてくる
「締切日に間に合えば良い」という考えを持っている人は意外と多いです。
しかし、あまりにもギリギリに企業の届くと既に1次選考が始まっているなどして内定率が下がってしまいます。
自分が人事担当者の気持ちになれば見えてくるかもしれませんが、やはり「早く提出をしてくる人」の方が志望度合いが高いと感じるのではないでしょうか?
早い段階で内々定を貰える人ほど余裕を持ってエントリーシートを提出している確率が高いです。
読みやすさを意識できていない
エントリーシートを書く上で何よりも大事にすべき点が「読みやすさを意識すること」です。
例えば、文字の大きさを揃えるとか、段落をつけて書く…といった読み手のことを考えて記入をすることは大事になります。
ここを意識できていないエントリーシートはパッと目にしたときに悪い印象を抱かれやすいです。
「なんだか読みにくそう」と感じたものって、つい後回しにしてしたくなるでしょう。
また、しっかりと目を通す気にならないこともあるかもしれません。
やはりパッと見た時に「読みやすそうだな」という印象を与えることは、エントリーシートの選考を通過するためには必要になるのです。
自己中心的な書き方をしている
エントリーシートは自己開示をする上で大切になる書類です。
就職活動をするにあたり、エントリーシートは重要になることが分かると「なんとしてでも想いを伝えなければいけない」と意気込んでしまう人がいます。
もちろんその想いは大切ですが、あまりにも自分語りが多い人は敬遠されてしまうでしょう。
自分中心で物事を捉えてしまう人と一緒に働きたいと感じる人は少ないはずです。
記入をしているエントリーシートが何のためにあるのかを改めて思い出してください。
アピールも必要ですが、その企業に「マッチする自分」を伝えることが大事になります。
事前に企業について調べることができていない
どれだけ完璧に質問に受け答えができていても、その言葉の中に「企業との関わり」を示す言葉が無ければ就活は上手く進みません。
あくまでもエントリーシートはその企業の考え方や理念に自分の性格や経験がどのように役立つのかを示す必要があります。
たとえ人生経験が豊富な人でも、企業について下調べができていないと「何かズレている」と思われてしまうこともあるでしょう。
逆に、企業理念や求める人生を調べてそこに触れながら設問に答えることができると通過率は各段にアップするのです。
エントリーシートから内定をもらえる人が気を付けているポイントをチェック
ここまで、エントリーシートの選考で落ちる人が持つ共通点を紹介しました。
想いを伝えたい気持ちを全開で出してしまうことや、企業について調べることができていないと良い印象を与えることができないでしょう。
ではここからは、エントリーシートで好印象を与えることが人が気を付けているポイントを紹介します。
具体的な記述で印象に残る書き方をする
人気の企業には一度に数多くのエントリーシートが届きます。
一枚一枚に時間をかけて目を通すことが難しくなるでしょう。
そんな時に大事になるのが「印象に残るかどうか」です。
例えば、具体的なエピソードが面白くて「是非会って話したい」と思われることで、書類選考に受かることもあるはずです。
書類選考というのは書類からその人の性格や人生を見ることになるので、印象に残らなければ通る確率は無いと言えるでしょう。
記憶に残ることを意識して書くことは通過、そして内定をもらうためには必要になります。
通過できそうな企業を選ぶことも必要
人によって志望した企業の大きさやレベルには違いがあるでしょう。
大学に進学をするときに、大学名といった「ブランド力」ばかり気になる人は、大手じゃないと嫌と感じるかもしれません。
しかし、大手というのは人気企業であり多くの人がエントリーシートを送ります。
「記念受験」という言葉があったようにダメ元で送る人も多いです。
例えば、新卒社員を5人取るという会社があったとしましょう。
受ける人数が50人と100人であれば、やはり書類選考に通る確率は変わってきます。
人気が無い企業を受けろ!という訳ではありません。
沢山の企業を見て、人気で選ぶのではなく「自分がしたいこと」や「挑戦したいこと」ができそうな会社をリストアップしてみましょう。
「数を打てば当たる」という言葉がありますが、その数の中には様々な企業を入れる必要があります。
全てが人気企業になると、やはり打っても当たらない確率が上がってしまうのです。
まとめ
エントリーシートの選考で落ちる人にはどんな特徴があるの?と気になる方は多いでしょう。
就活を始めると多くの人が書くことになるエントリーシートは、ただ記入をすれば通過できるものではありません。
内定がもらえるような工夫をすることや、下調べをすることは大事になります。
これからエントリーシートを書こうと思っている方は、是非この記事で紹介をした「通過するためのポイント」を参考にしてください。
そして、落ちる人の共通点には気を付けるようにしましょう。