手相では、小指の下にある縦線を財運線と呼びます。財運線は、金運と財運をあらわしますが、それ以外にも、商売運やコミュニケーション能力を示しています。また、人によっては
財運線のない手相もあります。財運線は、現在の生活の中でお金を稼げる状態であるかどうかでも影響します。
目次
手相の財運線の長短って関係あるの?
手相の財運線の長さや太さによって、影響力も変わってきます。
財運線の長い手相
財運線は、太くきれいにはっきりしていて、長いほど、財運・金運に恵まれる手相といえます。
財運線の短い手相
財運線が短い・薄い手相も、財運・金運が弱いということではありません。財運線では、短い芽と呼んで、将来的に希望の持てる手相でもあります。
財運線がない手相
財運線がない手相は、決して金運がないということではありません。生まれつきお金持ちだったり、お金を稼ぐということに関心がなかったり、お金の心配をする必要のない人だったりします。財運線がない手相は、まだ自分でお金を稼いでいない若い人に多い手相です。このような人は、社会人になり自分でお金を稼ぐようになると、財運線が出てくることもあります。
財運線が複数ある手相の意味は?
くっきり、ハッキリしている財運線が2本以上、複数ある手相は、多数の商才があるということです。本職の他からも収入があるということです。とても金運の良い手相といえます。
ただし、薄い財運線が複数ある手相は、収入が安定せずに、散財するという意味があります。財運線には、貯蓄という意味もあるので、薄い線が複数ある手相の人は、お金があればあるだけ使ってしまい、貯蓄があまりできない人ともいえそうです。
財運線を横切る線がある手相も、横切る線が障害となって財運を押さえつけることとなります。
財運線が枝分かれしている手相
財運線が枝分かれしている手相は、金運アップの可能性がある手相です。これからサイドビジネスなどを考えている人は、チャレンジしてみるのも良いかもしれません。
特に、三つに枝分かれしている財運線は、とても良い手相です。三つの枝分かれ線は、強いエネルギーを受け取ることができて、これからますます金運が良くなる手相です。これらの財運線を持つ人は、コミュニケーション能力も高く商才もある人です。
また、小指の下に縦線が多くある手相は、好きな人に貢ぐ手相です。一途に恋愛にのめり込んで、無条件にお金をつぎ込みます。使ったお金にあまり執着がないので、相手からするとだましやすいタイプとなってしまいます。
他の線とつながる財運線
財運線は小指の下にだけ出る線ではなくて、生命線や頭能線(知能線)、運命線や太陽線から伸びている手相もあります。
生命線から伸びる財運線の手相
生命線から小指の下に向かってはっきりした一本線で伸びている手相は、自分の努力で財運を得ることができます。起業線ともいえます。この手相の人は、向上心を持ち、たゆまずに努力することができる人です。他人の力をあてにしないで、自分の力で、懸命に働いて財運を築いていきます。
この線を持っていながら満足できる収入を得られないのは、その能力に気付いてないからです。今一度、自分を見直し、新たな目標に向かって、懸命に努力することで、財運もついてきます。
生命線から伸びている財運線でも、切れ切れの細い線の場合は、本人は頑張っているつもりが、なかなか結果が出せていないことをあらわしています。この手相の人は、気分にムラがあったり、我慢強さや努力に欠けているところがあって、財をなすまでに時間を要することを示しています。
この状態は、稼ぐ能力があるのにそれに気づかず、自分の能力や才能を使うことができていないのかもしれません。
このような切れ切れの財運線を持つ人は、すごく多くいます。切れ切れの財運線なので、これが財運線とは気づかないこともあるようです。こうした手相の線も、自分の能力や才を自覚して、諦めずに真剣に努力することで、しっかりとした線になってくることと思います。
水星丘(すいせいきゅう)の特徴
水星丘は、手相で、小指の下の部分で、感情線から小指の付け根部分までをさします。水星丘は、財運や商才・頭脳の明晰さ・言葉づかいの巧みさ・交渉力などを示します。水星丘に線が伸びる人は、頭の回転が早く、コミュニケーション能力の高い人です。また、金銭感覚にもすぐれています。
また、小指の下は、家族運も示しています。結婚線も水星丘に向かって横に伸びていますし、子供運も観ることができます。このようなことから、水星丘は生む能力、育てる能力もあらわしています。言葉使いも巧みで、文章力もあるので、ネットのライターや、ブログを書いたりするのにも向いています。
生命線から伸びる財運線でなくても、水星丘に向かって伸びている線を持つ手相の人は、上記の特徴を持つことになりますので、自分の能力や才を信じて、たゆまぬ努力を重ねて、財運を築いていきましょう。
手相で頭能線(知脳線)から伸びる財運線
手相では頭能線から伸びる財運線は、別名「商才線」とも呼ばれ、群を抜いた知力から財を築きます。頭の回転が早く、的確な判断、知識も豊富で何事もそつなくこなして、それがお金に結びついていきます。また、金銭感覚にもすぐれていて、事業を起こしたり、独立しても、成功できる手相です。特に知能線が二本あったり、交差している手相は、他の人にはない発想ができるので、今までにない分野で大儲けができるかもしれません。
ただし、プライベートな関係でも、お金の面では損得勘定で行動してしまうことが多くなりがちです。それも、度が過ぎると周りの人たちも引いてしまい、人間関係にひびが入ってしまうことにもなりますので、くれぐれも注意が必要です。
手相で感情線に伸びる財運線
手相で月丘(手首の上の小指よりのふくらみ)から感情線に伸び、感情線の下で止まる財運線は、ギャンブル運をあらわしています。別名ギャンブル線とも呼ばれています。この線があると、勝負運が強く勉強も欠かさないので、勝ちを重ねていきます。この手相の人は、ギャンブルを投資や仕事の一つとして捉えています。
このギャンブル線があらわれた時は、宝くじを買うチャンスです。
太陽線がある手相
手相で太陽線は薬指の下に伸びる線で、人に恵まれるかどうか、また、地位や名誉に恵まれて出世できるかどうかを見たりできます。太陽線があると、金運に大きな違いが生まれ、金運に深みが出てきます。太陽線の金運は、別名「財産運」とも言われ、財運線のように現状で金運に恵まれるかどうかを見るのではなくて、将来的に財産を築くことができるかどうか「将来性の金運」を見ることができます。
手相に財運線があって、その上に太陽線がありどちらも、感情線を超えている時は、現状も将来的にも金運に恵まれ続けます。
財運線に紋がある手相
手相の財運線にバツ(✕)のようなものがあると、散財を意味します。バツは、クロスと呼ばれる特殊紋です。長くハッキリしている財運線でも、バツ(クロス)があるとよくない金運となります。バツ(クロス)があると、お金でトラブルが起きることがあるので、注意してください。
また、スクエア(四角紋)・トライアングル(三角紋)・島などの特殊紋が、財運線と接していると、それは良くない金運となります。金運が安定せずに、お金に苦労することになりそうです。
特殊紋の中でも、スター(星・アスタリスク)やフイッシュ(魚)、それに財運線に接しないスクエアや三角紋がある時は、金運アップをあらわしています。大金が入る可能性をあらわします。
手相の財運線を良くする方法ってあるの?
手相を見てもらうときなどに手を出したとき、指を開いた状態で出すのは、気をつけてください。開いた指から財がこぼれ落ちると考えられ、いくらお金が入ってきても、貯まることなくどんどん出て行ってしまいます。反対に指を閉じて出すと、財がこぼれることもありません。手を出すときに指をしっかり閉じて出す、こうして普段から気をつけることが、金運を上げることにつながります。
お金持ちの人は、柔らかい手の持ち主が多いです。それに近づくためにも、手のマッサージなどをして手を柔らかくしましょう。
手相に財運線を書き足す
金色の水性ペンを用意します。金色は、財をあらわす色で、心を豊かにし、自信が持て、欲を満たせるなど、前向きで意欲的になれるパワーを持っている色です。その金色の水性ペンで、手相に線を書きたします。金色なので、肌に馴染んであまり目立ちません。水性なので、いつでも消すことができますし、もし消えても書き足すことができます。
どちらの手に書くかというと、諸説ありますが、利き手に書くことにしてください。どうしても迷うときには、両手にかいてもオッケーです。
手相に財運線を書くときは、しっかりと書きましょう。財運線がきれいに出ていると、資金を上手に蓄え、生きたお金を無駄なく使うことで、賢く運用してお金を循環させることができます。場所がわかりづらいときは、手の甲を下にしてテーブルにおいて、手を開き、テーブルに親指と小指をつけたままで、人差し指と、中指、薬指を根元から直角に立てます。
小指の付け根から、財運線があらわれるので、この位置に線を書きます。
手相に太陽線を書き足す
太陽線は、薬指の付け根から下に伸びている線。成功運・金運・幸運・対人運の満足度をあらわしています。感情線より長いと特に金運に恵まれるので、感情線より長く書くことが重要になります。長くてきれいにハッキリとした線を書きますが、もしも線を書く位置に、島やクロスがあったら、その時期は書かないか、少し線を曲げたりして、避けて書くようにします。
書く場所は、薬指を少し後ろに引き、その薬指の前で中指と小指を揃えるようにして、もう一方の手で、利き手の甲を包むように、手のひらを両脇から挟むと、薬指の下に、太陽線があらわれます。
手相に運命線を書き足す
運命線は、手のひらの中央に縦に伸びている線です。努力やがんばりによって、運を切り開く線です。手首の方が若い頃で、指に近づくにつれて老後の人生をあらわしています。
中指を外側に引き、中指の前で人差し指と薬指の付け根を合わせるようにして、もう片一方の手で、利き手の甲を包むように、手のひらを両脇から挟むことでわかりやすくなります。
手相に三奇紋(さんきもん)を書き足す
運命線を主に、太陽線、財運線が一ヶ所でつながっている手相です。自力で運命を切り開いて、人脈や財力を掴むことができるという手相です。この線は、別名「覇王線(はおうせん)」と呼ばれ、とても珍しい線です。
事業主・芸術家・職人など、自分の力で財力を獲得しようとする人にお勧めの線です。
手相に太陽線を主とした三奇紋(さんきもん)を書き足す
太陽線を主に、運命線と財運線が一本に合流した形に書き足します。これで、周囲の人の恩恵を受け、成功する手相になります。サービス業・営業職などの、情報を必要とする職業の人にお勧めの線です。
手相に幸運の紋を書
小指の下の財運線に、*(アスタリスク)と呼ばれる模様を、ハッキリとした財運線の上に書くのがお勧めです。この紋は、金運アップ、ビジネスでの成功、特に金融関係や、投資系の企業、税理士や、不動産関係での効果が期待できます。
最後に、気をつけなければいけないことは、どんなに良い手相を持っていても、書き足して良い手相にしても、自分の気持ちが伴っていなければ意味がありません。良い手相だと安心して、なんの努力もしなかったら、効果どころか、かえってトラブルの元にもなりかねません。手相を書くときは、成功のイメージを持ち、心を込めて書いてください。
まとめ
手相の財運線について、自分で書き足す方法をも含めてまとめてみました。
ほんのわずかな心づかいや、思いやり、そして、何事も情熱を持って、自分にできる最大限の努力を惜しまないことで、財運線の持つ本来の力を発揮できます。手相は変わります。それを忘れないで、日々努力することが、成功への近道だと思います。