皆さま「易占い」とはご存知でしょうか?とても歴史が長い占いとなっており、昔はとても重要な判断をする際に用いられたと言われています。その効果は昔から評価されており、生活の悩みだけでなく、国家の運営にも関わるほどの大切な意味がある占いとされています。
さて、こちらでは、易占いはなんなのか?特徴や得意分野、占いの方法にいたるまで、詳しく解説をしていきたいと思います。どうぞご覧いただければと思います。
目次
易占いとはなんなのか?
易占いとは古代中国を起源をとする占いです。3500年程の歴史があるというとても古い占いです。今後の指針を知ることに非常に適した占いとなっています。易の基本思想は「偶然の中に必然をみつけること」にあります。
よく占い全般で「当たるも八卦、当たらぬも八卦」という言葉がありますが、「この八卦」とは、易占いから来ている言葉になります。易は単なる占いではなく、人々の考え方や哲学の分野にも影響を与えてきた占いです。
易占いは当たるのか?といわれれば当たりますし、絶対当たるか?と言われると断言はできません。なんでもかんでも当たるとなると、悪いこともそのまま当たってしまうことになり、悪いことはできれば避けたいと思うのが人であると言えます。
それをコントロールできるのが易占いです。良いことは当たるようにし、悪いことは予防するようにアドバイスを貰うといった形になります。時には当たらないようにした方がその人の幸せになることもないでしょうか?そのように導くのが易占いというものになります。
易占いの特徴とは?
易占いの特徴的なルールとして何度も同じことを占ってはいけないことにあります。自分の考えと違う結果が現れたとき、再び占うような事をしてしまうと、精神が汚れ、真実が埋もれてしまうといわれています。自分の都合の良い結果だけを正しいとして認識してはいけない、易占いの結果のみならず、問題の解決には至らなく、お粗末な結果を招いてしまうという考えになります。
易占いの得意分野とは?
易占いが占えることとは総合運は勿論のこと、仕事運や恋愛、結婚、金運、健康運、人間関係に至るまで幅広く占うことが可能です。更に紛失物を探すのにも向いていると言えます。他の占いと違うのは、未来を視る場合は1年先くらいまでのことしか視えないと言われています。
遠くの未来でなく、近くのことを占うのに向いているといえるでしょう。
「今付き合っている人と上手くいくか?」
「購入しようと思っている物件は辞めるべき?」
「引っ越すタイミング」など。
近況のことや、現状の吉凶、判断の解決などを占うときに良いです。
易占いの占法とは?
易占いの占法というと誰もが細長い棒のようなものをジャラジャラ混ぜあわせるその様子を思い浮かべるとと思うのですが、今はその筮竹という棒の入手が難しくなった為、最近の易占いにはサイコロやコイン、カードや書物で占う事が多いです。特に使うのはサイコロです。
サイコロには安値である樹脂製のものや、高価な象牙製のものがあります。天然素材のものは人気です。手になじむものや、自分と縁がありそうなピンときたものを選ぶと良いでしょう。コインを使う場合ですと、表と裏の組み合わせパターンで占う方法があります
。
これは古来から伝わる方法で、れっきとした易占いの方法です。古銭を使うのが一般的とされますが、日本で一般的に流通されているコインでも大丈夫です。こういったものを易占いのアイテムとして使うと良いでしょう。
易占いの八卦とは?
易占いの八卦とは、天、沢、火、雷、風、水、山、地
以上の8つの要素が、自然及び人生を支配するものであると古代の中国人は考えました。
そしてこの8つの要素にしばらくして次の文字があてはめられました。天は乾(けん)
沢は兌(だ)、火は離(り)、雷は震(しん)、風は巽(そん)、水は坎(かん)、山は艮(ごん)、地は坤(こん)こちらをイメージし占うのが八卦です。
天のイメージは登っていく、高いもの、広い場所、大きいもの、丸いもの、明るいものなど、沢は水、口、口先が上手い人、喜んでいる状態、こわれたもの、少女、火のイメージは火に関係するもの、明るいもの、美しいもの、情熱的なもの、勢いの激しいもの、雷は驚くこと、騒がしいこと、音の出るもの、電気に関係のあるものなど。
風は風に関係なるもの、軽いもの、流されやすいもの、臭いのあるもの、安定感がないもの、気持ちがぶれるなど。水のイメージは水に関係あるもの、液体、冷たいもの、気苦労、どぶ、身動きが取れない。山のイメージは動かいこと、山に関係があること、高いところ、高尚なもの、頑固なこと。自分の芯を持っている。
地のイメージは低いもの、平らなもの、包容力のあるもの、卑しいもの。やわらかいもの。細かいもの。動かないもの。
この8つのイメージで占っていくのが八卦と言います。
易占いの六十四掛けとは?
そして、八卦の数字を組み合わせによって占っていくのですが、8×8で64になるため、その64とおりの組み合わせのことを六十四掛けというのです。人生に起こり得るあらゆることを網羅しています。
易占いがおすすめの人とは?
さえ、ここで易占いに適している方はどんな方なのかを詳しく説明して行きたいと思います。ご自身の利用に当てはまる状況に易は力になってくれるでしょう。
ビジネスが上手くいきたい人
起業する人、投資で成功したい、決断力を養いたい、何をやったら成功するのか?そういったビジネスの問題を抱えている人には易が向いていると言えるでしょう。
意中の人と上手く行く方法を知りたい人
片思いの方、どう行動していいか分からない方、意中の方がいる人にとっても易は背中をおしてくれる占いとなりますので、是非利用してみるのがよいでしょう。
転職はするべきかと悩む人
現在の職場環境が良くない方、キャリアアップを考えている方、今いる職場にいるべきでしょうか?そう思っている方にも易占いは助けになると思います。
付き合っている人との結婚を決める時
今付き合っている人と結婚をするべきかどうか?自分の判断ではどうにもならない時にも易占いが適しているといえます。迷っている方がいるならば利用すべきであるといえるでしょう。また、結婚の時期を占うのも易占いは適しています。
易占いの種類とは
また易占いの種類は沢山あります。ここでは易占いの種類を説明していきたいと思います。
まずは「周易」こちらは中国の「周の時代の易」という意味から周易と呼ばれています。こちらは一番有名な占い方法になります。日本では大体この周易で物事の吉凶を占う易占いとして使います。周易は易経に書かれた哲学的・論理的な文章をベースにした占いになります。
そして、周易よりも歴史が新しい「五行易」の「断易(だんえき)」という易占いもあります。易の中でも狭儀の易と言われており、中国ではこの断易が主流と言われています。日本ではこの占い方法でおこなっている占い師は殆どいません。占いの手順は周易と同じように二回掛をたて、ふたつ出た掛を組み合わせて吉凶を占うわけです。断易では更に十二支をあてはめて、事の起きる時期もハッキリと答えに出すことができます。十二支の陰陽五行を掛けの中に視るために、「五行易」とも呼ばれます。断易とは周易とは、占いの手法としてはまったく異なるものであると言えます。
そのほかに梅花心易と呼ばれる易占いもあります。梅花心易というものは、「梅の花を見立て、心の中で易を立てる」という意味があり、頭の中で占いのテーマを思い描いて目についたものを数字に直し、易を立てて結果を出すといったものになります。占おうとした周辺の様子から手がかりを経て裏合います。具体的に言うとカレンダーや車のナンバープレートなどの「数字」、何らかの回数を使います。こちらは道具をつかわないので、いつでもどこでも易が立てられる方法ではあります。ただ、習熟には時間がかかる占法になります。
まとめ
易占いのあれこれについて説明をさせていただきました。以下まとめとなります。
- 易占いは古代中国を紀元とし、3500年の歴史がある占いといわれています。昔は国の命運など重要な面で使われたといわれています
- 易占いは何度も同じことを占ってはいけない。自分の望まない結果が出たときであっても、自分の都合が良い結果だけを正しいと認識してはいけない
- 易占いとは近い事柄を占うのに適しており遥か遠くの未来を占うことには適してはいません。「今付き合っている人と上手くいくか?」、「購入しようと思っている物件は辞めるべき?」、「引っ越すタイミング」このようなことを占うのに適しています
- 占いの占法とは、今は筮竹という棒が手に入りにくい為主にサイコロやコインを使っています
- 易占いの八卦とは、天、沢、火、雷、風、水、山、地をイメージしたもの
- その八卦を組み合わせた六十四通りのことを六十四掛けという
- 易占いがおすすめの人はビジネスに関して占いたい人、意中の相手と上手くいきたい人、転職をするべきか悩む人。転職をするべきか迷っている人。付き合っている人との結婚を決めるとき
- 易占いの種類は、周易、断易、梅花心易とある
以上です。易占いのこと分かりましたか?
易占いは「このようになる」と断言するような占いではなく、未来を予測していかに行動したら良いかをしる占術であるといえるでしょう。大切なことは未来を良くすることであり、易占いを利用する事で、理想の未来を掴みとっていただきたいと思います。