夢にはさまざまな場所が現れます。知らない場所もあれば、どこか懐かしい場所も…。夢にあらわれる場所はあなたの心の奥に潜む感情を反映しています。
目次
夢占い 「場所」の基本的な意味
夢を見ると登場した人や行動などについ注目してしまうものですが、実は場所も重要なメッセージのひとつ。
もちろん、ぼんやりとしていてそこがどこだかわからないこともあるでしょう。
しかし、中にははっきりとどこかわかることもありますし、また、知っているところだけれどどこかわからないということもあるかもしれません。
ここでは、おおまかな「場所」のほか、個別の場所にも触れて見ていきましょう。
そこからどんなメッセージが読み取れるのでしょうか。
夢占い 「場所」を探す夢を見たら…
「場所」を探す夢は、目標や生きがいを求めている証拠です。
今現在、何かに迷っていたり、悩みごとを抱えてはいませんか。それとも、決めていた目標が失われてしまった状態なのかもしれません。
そんな抱えている問題を必死に解決しようとして、夢の中でその解決する場所を探しているのです。
また、「場所」を探す夢は、失ったもの、失いかけているものに対する執着心をあらわしていることもあります。そんなものはなくなってもかまわない、失っても痛くないと思っていても、実はそうではないのです。
それが自分に対してどんな影響を与えるか、もう一度考えてみるようにしましょう。意地を張っているとまともな判断はできません。素直になってものごとは判断するようにしましょう。
また、探している場所がどこであるかがわかるようなら、その場所も重要な判断材料となりますので、それも調べてみましょう。
夢占い 「場所」を聞く夢を見たら…
今のあなたはこれから進んでいくべき方向が見いだせず、迷っていることがあるのではないでしょうか。または、何らかの答えを出したものの、それでいいのかどうか自信がないのかもしれません。
ですから、もし、間違っているのなら「違っているよ」「こっちが正解だよ」と言う言葉が欲しいのです。反対に合っているのなら「それでいいんだよ」という優しい言葉をかけてもらいたいのです。
もし、何か決心したことがあって、自信がないようなら信頼できる人に相談してみましょう。あなたの判断が合っているのか、違っているのか、一度ジャッジしてもらえば、気持ちが楽になるはずです。
夢占い 「場所」を聞かれる夢を見たら…
「場所」はあなたの目標や生きがいといったものと考えるとわかりやすいでしょう。
誰かに「場所」を聞かれた夢を見たなら、それはもう一度、しっかりと考えたほうがいいよという夢からのメッセージです。
あなたが下した何らかの判断が心の奥で「ひょっとしたら間違っているかも…」「こっちじゃなくてあっちのほうが正しいかも…」と思っているようです。
一度決めてしまったことかもしれませんが、もう一度、じっくりと自分が納得できるまで考えてみてはいかがですか。
夢占い 「場所」が変わる夢を見たら…
「場所」が「変わる」夢は予知夢ととらえるといいでしょう。
あなたの気持ちが変わるのかもしれませんし、あなたを取り巻く状況が今後、変わっていくのかもしれません。
何かが「変わる」ことは「何か新しいことが起こる」ということです。それはうれしい変化かもしれませんが、逆に不安になることもあるでしょう。
ただ、人間は変化することで成長する生き物だということを忘れてはいけません。どんな状態で変化しようともそれは自分自身が成長するためのもの…そう考えて受け止めるようにしましょう。
もし、夢の中で「場所」が変わってことでどんな気持ちになったかを覚えているでしょうか。
楽しい、何だかうれしい、ドキドキしたという前向きな気分になれたようなら、変わることで明るい未来が待ち受けています。
反対に、何だか怖くなった、不安になったなら、変化に対応できずに迷っているのでしょう。でも、それは一時的なものですから心配しなくてもだいじょうぶです。
さらに、夢の中でがっかりしていたようなら注意が必要です。変化に対応できずに自信をなくてしまうという意味。訪れた変化がどんなものなのかはわかりませんが、自信がないようなことなら、ぜひ、周りに相談したり、協力をお願いすることで必ず乗り越えていくことができるでしょう。
夢占い 「場所」がわからない夢を見たら…
夢の中ではどこだかわからない「場所」がよく出てきます。しかも次の瞬間、別の場所にポーンと飛んでいることもあります。このように瞬間的に動くことができれば便利なものなので、ぜひ、そんな能力があれば身に着けたいものですよね。
もし、夢の中で「場所」がわからなくてあせっていたり、不安に思った感じが残っているようなら、今現在悩んでいること、迷っていることが重荷になっているというメッセージです。
自分ではこんなことなんてたいしたことがない！ だいじょうぶでしょ！ と思っていることでも、実は心の奥ではかなりの負担になっていることがよくあります。
もう一度、素直になってみてください。その決断はそれでよかったのでしょうか。もう一度、自分自身に質問をしてみてください。
何かひっかかるものがあなたの中であるようです。それを解決しないといつまでも心の奥にしこりとなって残ってしまいますよ。
夢占い 「場所」の具体的な名前が出てくる夢を見たら…
夢の中には日常的なものが出てきたり、行かないような場所も出てきます。自然の風景よりも、より具体的な心の動きを示しています。
「家」は自分や家族の心の中、「駅」は人生の区切り、「会社」は仕事や社会的なことのほか対人関係に不安があるときに、「学校」は心の迷いや不安を、「階段」は過去、現在、未来と連続した時間の経過をあらわします。
「公園」はゆっくりしたい気持ちを、「信号」は一度よく考えるようにという警告を、「神社やお寺」は心のよりどころを求めているあかしです。
「デパート」は心に物足りなさを感じている、「タワーや塔」は強い上昇志向のあらわれ、「トンネル」は悩みや困難からの不安、「橋」は人生においての重要な転機を知らせてくれます。
「病院」は救いを求めている、「美術館」は今の自分の生活環境に抱く気持ちを、「レストラン」は思いがけない出会い、「屋上」は開放的な気分を求めているという予感。
具体的な場所を覚えておくことで、自分の今の気持ちを見ることができます。
夢占い 「場所」に懐かしさを感じた夢を見たら…
夢の中では知らない場所なのに、何だか懐かしいな感じることがあります。
実は以前来たことがあるけれど、忘れてしまったのかもしれませんし、どこかに何となく似ているのかもしれません。だから、懐かしさを感じていると考えられます。
どこか懐かしさを感じる「場所」の夢は、今悩んでいることが解決する兆しです。
悩んでいるもの、困っていることがあるなら、そこから開放されるということです。
もし、夢の中で出会った人がいたら、それも注意するようにしましょう。
すでに亡くなった人なら、かけられた言葉をしっかりと覚えておくといいでしょう。その言葉は、今後の注意点になったり、方向性を示していると考えられます。
夢占い 「場所」が見つからない夢を見たら…
何か探しているものが見つからないと人は不安になるものです。これが今のあなたの素直な気持ちなのです。
今、あなたには何か不安に思うことがあるので、夢の中で「場所」が見つからず右往左往しているのです。
できたら、逃げたい！ と思っているのかもしれません。でも、逃げても問題は解決しませんし、逃げてしまえば一生、その問題がつきまとうことになります。
人生にはときにとんでもなく嫌なこともあります。だから、いいこともあるのです。嫌なことが起きたら、悩んでいるだけではどうにもなりません。
いつか、決断しなくてはいけなくなるときがやってきます。
どんなに決断を先延ばしにしても、それはいつかやってきます。先延ばしにすれば一時は楽になるでしょうが、なくなったわけではありません。まだ、解決していないのですから。
ですから、先延ばしせず、すぐに決断すべきです。
まず考えるべきことは、いかに自分のダメージが少なくなるか、そして周囲に迷惑をかけなくて済むかです。
決断することは苦しいことです。単に伸ばしても解決するものでないのなら、今、決断してしまいましょう。
夢占い 「場所」が怖いと感じた夢を見たら…
「怖い」と感じるのは自己嫌悪や劣等感を感じているということです。もしくは、自信をなくしている状態なのかもしれません。
何かできないことがあるのは、あなたの努力が足りないからではありません。今できなくても次にできればそれでいいのです。
努力する人ほど、「怖い」と感じる夢をみる傾向があります。いつも意欲的に進んでいくのはいいことですが、前だけ見て進むことだけを考えていてはいけません。時には足元を、状況に応じて後ろも見る必要があるのです。
そして、止まることも人生には必要です。止まったら、大きく深呼吸をしてみてください。突き進むだけが人生ではありません。今こそ見つめなおすときなのです。疲れていたら、休む…これが今のあなたに必要なものなのです。
まとめ
人は心の中で思っていることを素直に言えないことがあります。立場上言えないこともあるでしょうし、見栄を張ったり、プライドが邪魔をしたり…といろんなケースがあります。
でも、口ではどんなことをいったとしても、夢は正直です。言えなかった気持ちや取るべき行動を教えてくれます。
そして夢の中で自分自身に警告し、より良い方向へと導いてくれるのが夢占いなのです。ここでは「場所」を聞いたり、怖いと感じたりすることでさまざまな心境をあらわしてくれます。
これを読み解くことで、よりよい未来が送れるようになるので、ぜひ、夢の中のものをしっかりととらえるようにして、心の警告を受け取るようにしましょう。
