恋愛脳とは、どんな人のことを指す言葉なのでしょうか?恋愛脳の意味や、恋愛脳の人の特徴、恋愛脳から抜け出す方法を詳しく解説します。
恋愛脳とは?恋愛脳の意味
恋愛脳とは、「恋愛のことしか考えることができない脳」のことを指します。恋愛脳の人は、感情を司る右脳が理性を司る左脳よりも優位であるために、自分の人生において恋愛がもっとも重要であるという考え方をしています。そのため、恋愛脳である人は、恋愛をしていないと日々の生活から活力がなくなったり、反対に恋愛をすると、他のことがまったく手につかないというような状態になります。
このようなことから、恋愛脳は「恋に恋していて、相手に夢中な状態である」と思われがちです。しかし、恋愛脳は、じつは「恋をしている自分が大好き!」という状態なのです。つまり、恋愛脳の人は、恋をしている相手に夢中なわけではなく、「恋をしている自分が素敵!」であると深層心理では思っていることから、「恋している自分自身に恋をしている状態」であると言えます。そのため、恋愛脳の人は、「恋愛こそが自分の人生において最高の幸せである」と思っていることから、「恋愛至上主義者」であるとも言えるでしょう。
恋愛脳と仕事脳の違い
仕事脳とは、「自分の感情を一切出さずに、仕事のことだけを考え集中し、一心不乱に仕事に打ち込み完遂する脳」のことを指します。一般的には、恋愛脳は女性に多く、仕事脳は男性に多いと言われています。恋愛脳と仕事脳の大きな違いは、「恋愛が仕事に悪影響を及ぼす度合い」です。人間であれば、男女問わず性格により、恋愛が仕事に悪影響を及ぼすことがあります。
恋愛脳である人は、恋愛を中心に生活が成り立っているため、恋愛が上手くいかないと仕事に大きな悪影響を及ぼします。しかし、仕事脳である人は、恋愛脳とは異なり、理性を司る左脳が感情を司る右脳よりも優位であるために、恋愛が仕事に悪影響を及ぼすことはありません。そのため、男性は仕事脳である人が多いことから、恋愛が上手く行かなくても仕事に影響することは少ないのです。
このようなことから、恋愛脳と仕事脳とは、真逆の性質を持つものであると言えるでしょう。
恋愛脳はじつは危険?
恋愛脳は、女性に多く見られる傾向がありますが、じつは「恋愛脳に偏りすぎると危険」であると言われています。
恋愛脳が危険な理由の1つ目は、「同じ失敗ばかりを繰り返してしまう」からです。恋愛とは、「恋は盲目」と言われるように、夢中になり過ぎてしまうと、周りが見えなくなってしまうことがあります。そしてその結果、好きな人の良い面ばかりにフォーカスし、周りの人の意見には耳を貸すことができなくなってしまうのです。
このような状態になってしまうと、好きになった相手や自分を客観視することができなくなり、最終的には恋愛で失敗してしまうことになります。さらに、恋愛脳の人はつねにこの状態であることから、一度失敗をしても学習することができません。そのため、恋愛においてはまた同じ失敗を何度も繰り返してしまうことになるのです。
恋愛脳が危険な理由の2つ目は、「人生のすべてが恋愛になってしまう危険性」です。恋愛脳に偏りすぎると、自分の人生において恋愛がもっとも重要であるという価値観になってしまい、他のことに興味がなくなってしまいます。そしてその結果、恋愛依存症となり、恋愛をしていないと生きていけないという状態になってしまうのです。このような状態になると、もはや病気であり、恋愛をしていないと生きること自体が困難な状態にもなりかねません。
恋愛脳が危険な理由の3つ目は、「人として成長することができなくなる」からです。人生とは、恋愛だけでなく、仕事や趣味、友達との遊び、人との付き合いなど、いろいろなことを経験することこそが、人間にとっての楽しみであると言えます。そして、このように、人生においていろいろな経験をすることによって、人間としても自分を成長させることにつながります。しかし、恋愛脳に偏りすぎてしまうと、恋愛以外のものに興味がなくなります。
その結果、仕事や趣味や遊びなどを経験することなく、恋愛だけに自分の人生のすべてを捧げようとしてしまいます。このような状態では、人として成長することができないどころか、人生における本当の楽しみや喜びなどを理解することができないでしょう。
恋愛脳の人の特徴
恋愛脳の人には、わかりやすい特徴があります。次に紹介する恋愛脳の特徴に多く当てはまっていた場合には、恋愛脳である可能性が高いでしょう。
恋愛脳の人の特徴の1つ目は、「恋人が途切れることがない」というものです。恋愛脳の人は、恋愛をしていないと生きることができません。そのため、つねに恋愛のことを考えており、恋人と別れてもまたすぐに恋愛をしたいと思うことから、恋人が途切れることがないのです。
恋愛脳の人の特徴の2つ目は、「マイペースでありつつもフットワークが軽い」というものです。恋愛脳の人は、つねに新しい出会いを求めているため、積極的に行動することができるフットワークが軽い人が多いのも特徴です。ただし、これは恋愛に関してだけであり、恋愛以外の仕事などに関してはまったく興味がないため、積極的に動こうとはしません。その結果、恋愛脳の人は普段の行動においては、マイペースであると認識されることが多いです。
恋愛脳の人の特徴の3つ目は、「一目惚れをしやすい」というものです。恋愛脳の人は、ドラマチックな恋愛を好む傾向があるため、自分の理想のタイプに出会うと一目惚れしやすいという特徴があります。しかし、運命的な出会いを好むあまり、無意識に刺激を求めてしまい、浮気や一夜限りの関係を持ってしまうことも多いです。さらに、恋愛脳の人は、一目惚れをしやすいことから、いろいろな人に目移りもしやすく、複数人と同時進行してしまう場合もあります。
恋愛脳の人の特徴の4つ目は、「感情の起伏が激しい」というものです。恋愛脳の人は、感情の起伏が激しく、とくに恋愛のことに関して一喜一憂するというような特徴があります。恋愛脳の人は、1つの恋愛が終わり次に進む切り替えの早さは持ち合わせているものの、生活の中で恋愛が占める割合がもっとも多いことから、失恋をした場合には大きく落ち込むことが多いからです。その落ち込みようは、「人生の終わり」とでも言わんばかりの落胆具合ですが、数日後には新しい恋人を作り、何事もなかったかのうように振る舞うことができます。
恋愛脳の人の特徴の5つ目は、「恋人が最優先」というものです。恋愛脳の人は、つねに恋人のことで頭がいっぱいです。恋人と過ごす時間をもっとも大事にしていることから、友達と予定がある日でも、急に恋人との予定が入った場合には、ためらうことなく友達との約束を断ります。このように、恋愛脳の人は恋人を最優先してしまう傾向があるため、大事な友達を失ってしまう人も多いようです。
恋愛脳から抜け出す方法とは?
恋愛脳に偏りすぎると、人生においての楽しみや経験、人間として成長する機会を失ってしまうデメリットがたくさんあります。そのため、恋愛脳に偏りすぎてしまっていると感じるのであれば、恋愛脳から抜け出す必要があるでしょう。
恋愛脳から抜け出す方法の1つ目は、「1人の相手と真剣に付き合ってみる」ことです。恋愛脳の人は一目惚れしやすく目移りも多いことから、いろいろな人と付き合ってしまう傾向があります。また、つねに恋人がいないと不安であるために、恋人欲しさから本当に好きではない相手とも付き合ってしまいがちです。
このように、恋愛脳の人は、本心から好きな相手と恋愛をしてこなかったことが原因で、付き合っては別れるといったことの繰り返しになっていることが多いです。そのため、恋愛脳から抜け出したいのであれば、まずは本当に好きな相手を見つけ、その人とじっくり向き合い真剣に付き合うことからはじめましょう。
恋愛脳から抜け出す方法の2つ目は、「没頭できることを見つける」ことです。恋愛脳の人は、恋愛で頭がいっぱいな状態です。そのため、恋愛脳から抜け出したいのであれば、「脳内を恋愛以外のことでいっぱい」にすれば良いのです。何か没頭できる趣味を作ってみる、友達と遊びに出かけるなど、どんなことでも良いので恋愛以外のことをもっと考えられるような脳内・思考に変えていきましょう。
恋愛脳から抜け出す方法の3つ目は、「自分に自信を持つ」ことです。恋愛脳の人は、じつは自分自身に自信がないことが原因であることが多いです。恋愛脳の人は、自分に自信を持つことができないために、「他人から愛さる=自分には価値がある」というような図式を無意識に自分の中に持っています。そのため、他人に愛されることにより、自分には価値があると思えることから、恋愛に依存してしまうことになるのです。
このような無意識の負の連鎖を断ち切り、恋愛脳から抜け出すためには、自分自身に自信を持つことがもっとも良い方法です。外見だけに限らず、内面も同時に磨くことによって、揺るぎない自信をつけることができます。その結果、恋愛脳から自然と抜け出すことができるでしょう。
まとめ
恋愛脳とは、恋愛至上主義とも同様の言葉であり、「つねに恋愛のことだけしか考えることができない脳」のことを指します。この恋愛脳は女性に多く見られるものであり、多くの場合自分に自信がないことが原因です。そのため、恋愛脳から抜け出したいと思っている人は、まずは自分に自信を持つために、外見・内面ともに磨く努力をすることが重要であると言えるでしょう。