手相の中でも代表的な「頭脳線」は、二股に分かれていることがよくあります。
頭脳線は「ビジネスの才覚」や「創造性」などを示し、性格や適職を判断することが可能。
特に、頭脳線の二股の「向き」「長さ」「右手か左手か」「フィッシュや三角紋の有無」などによって、手相占いの意味が大きく違ってきます。
今回は、二股に分かれた頭脳線の手相占いの意味を、色々な角度からご紹介したいと思います。
早速、頭脳線の二股をチェックしてみましょう。
目次
【手相】頭脳線が二股に分かれている人の特徴
頭脳線は別名「知能線」とも呼ばれており、親指と人差し指の中間地点から掌を横断するように長く伸びている線のことです。
頭脳線が二股に分かれている場合、手相占いでは「想像力」「判断力」「頭の回転の早さ」があると判断されます。
器用で何事にも対応できるので、世渡り上手な人も多いでしょう。
ただし、頭脳線が薄かったり、細い場合は、逆に「優柔不断で迷いやすい」「精神的に不安定」というネガティブな面も持ち合わせています。
また、「刺激(新しい物事)を好む」「飽き性」「自分の関心のないことは面倒くさがる」という悪い部分が強く出過ぎると、周囲と上手く行かなくなってしまう可能性があるため注意をしましょう。
【手相】二股の向きから判断する頭脳線
手相をみる時に、頭脳線の二股が「上向き」か「下向き」かという点が、一つ大きなポイントになってきます。
頭脳線と二股の向きによって、手相占いの意味が異なるため、線がどこへ向いているのか必ずチェックしておきましょう。
【手相】二股に分かれた頭脳線が上向きの
二股に分かれた頭脳線が上向きになっている場合、手相占いでは「世渡り上手」「ビジネスの才覚」がある人と言われています。
特に、二股の上の線が人差し指の付け根(木星丘)まで届いている人は、「向上心」「行動力」共に抜群で、出世に強いのが特徴。
よく言えば「頭の回転が早いタイプ」ですが、要領が良すぎるあまり、人によっては「ずる賢いタイプ」に見られてしまうこともあるでしょう。
【手相】二股に分かれ頭脳線が下向きの
二股に分かれた頭脳線が下向きになっている場合、手相占いでは「独創性」「創造性」がある人と言われています。
二股に分かれた頭脳線が濃く・深く刻まれているほど、その傾向が強くなるようです。
何事もそつなくこなしてしまう「器用さ」も持ち合わせています。
サラリーマンのように、日々決まった業務をコツコツとこなしていく仕事よりも、生まれ持った独創性や創造性を生かした「クリエイティブな仕事」向き。
また、二股に分かれた頭脳線が下向きになっている人は、自分が興味を持っている事や新しい事に対しては夢中になりやすい一方、飽きっぽくて長続きしない部分があるのが難点。
良くも悪くも「マイペース」な人が多いのが特徴です。
ただし、二股に分かれた頭脳線が薄く・細く刻まれている場合は、「優柔不断」な部分が強くなるので精神的に迷いやすくなるでしょう。
【手相】二股の長さから判断する頭脳線
頭脳線の二股の長さは、人によって様々です。
そして、頭脳線の二股の長さは手相占いをする時にも、重要な判断材料になるので、よくチェックしておくことをおすすめします。
自分の手相がどのパターンなのか、早速チェックしてみましょう。
【手相】二股に分かれた頭脳線が長い
二股に分かれた頭脳線が長い場合、手相占いでは「理想が高くこだわりが強いタイプ」と言われています。
実際に努力家で、理想を叶えるための労力を惜しみません
ただし、理想やこだわりが強すぎるあまり、臨機応変に対応することはあまり得意ではなく、グループワークなど人と協力をして作業を進めるものも苦手。
大企業の組織で働くよりも、「少数精鋭の中小規模の会社」「フリーランス」「経営者」として個人で働く方が向いています。
【手相】二股に分かれた頭脳線の先端が短い
頭脳線の二股の先端が短い人は、手相占いで「文才」があると言われています。
別名「作家線」と呼ばれていて、文章を書くことが上手な人が多い傾向。
「コピーライター」「記者」「脚本家」「編集者」など、文章を扱う仕事に向いています。
ただし、小指の下に位置する「月丘」のどの部分に頭脳線の二股が届くかによって、得意な文章のジャンルが違ってくるので要注意。
月丘の上部にまで頭脳線の二股が届く場合は、現実的な文章を扱うのが得意。
一方、月丘の下の部分に届く場合は、「空想」や「妄想」などの独創性を生かした文章で力を発揮しやすくなります。
【手相】二股に分かれた頭脳線が小指の下まで伸びている
頭脳線の二股が、小指の下まで長く伸びる場合、手相占いでは「計算高い人」とされています。
あまり感情に左右されないタイプで、冷静な判断力があり「経営者」には良い相です。
ただし、損得勘定が強すぎて、相手に見返りを求め過ぎると、人がどんどん離れていってしまう可能性があるので要注意。
どんな時でも合理的な判断ができるため、ビジネスで大きな成功を掴むことができるでしょう。
【手相】二股に分かれた頭脳線の片方が感情線まで伸びている
頭脳線の二股の片方が、小指の下から伸びている「感情線」まで伸びて、くっついてしまっている場合、手相占いでは「精神的に不安定になりやすい」とされています。
本来、判断力や決断力を司る頭脳線が、感情線と接しているのは、「冷静な判断ができなくなる」という悪い意味になりがち。
もともと、頭脳線が二股に分かれている人は、豊かな独創性がある反面、理想やこだわりが強すぎて「妥協できない」「柔軟に対応できない」という弱さがあります。
これが、感情性とくっつくことによって、更に感情をコントロールすることが難しくなってしまうのです。
自分でも知らない内に「トラブルメーカー」になっている可能性が大。
そのため、何か重大な判断をしないといけない時には、一度大きく深呼吸して、落ち着いて決断をするようにしましょう。
もしくは、自分ではなるべく即決せず、一度保留にして、信頼できる周囲に相談をしてから決断するようにすると、失敗が少なくなるかもしれません。
ただし、女性の場合は、このタイプの手相が持つキャリアウーマンが多いと言われています。
【手相】二股にフィッシュや三角紋がある頭脳線
頭脳線の二股に「フィッシュ」や「三角紋(トライアングル)」がある場合、手相では特別な意味になるので注意が必要です。
フィッシュや三角紋が頭脳線の二股に出る場合の意味について、見てみましょう。
【手相】二股に分かれた頭脳線にフィッシュがある
頭脳線の二股にフィッシュがある場合、手相占いでは頭脳線の関する事柄で「成功」するという暗示になります。
フィッシュは手相占いでは「幸運のシンボル」とされており、どの線にフィッシュが接しているかによって、どのような幸運が期待できるか判断することができるのです。
頭脳線の場合なら、判断力や決断力を要する「仕事」などで成功を収めることが考えられます。
また、「結婚」のようなプライベートな悩みを抱えていた場合も、「決断することで幸運が得られる」と考えられ、結婚へのゴーサインと読み取ることができるでしょう。
【手相】二股に分かれた頭脳線に三角紋(トライアングル)がある
頭脳線の二股に三角紋(トライアングル)がある場合、手相占いの判断は難しくなります。
三角紋が頭脳線の邪魔にならずに単独で接している場合、努力が報われるという「幸運」の意味。
しかし、頭脳線を遮るように三角紋が接している場合は、「障害線」となり様々なトラブルを暗示する凶相となるため注意が必要です。
【手相】右手・左手・両手から判断する二股の頭脳線
二股の頭脳線は、「右手」「左手」「両手」のどれに該当するのか手相をチェックしておくことも大事です。
両手にあったり、片手にしかなかったり、人によって二股の頭脳線の数は異なります。
そして、手相占いをする時に何よりも大事になるのが、「利き手」です。
それぞれのケースに合わせて、二股の頭脳線の解釈を見ていきましょう。
【手相】右手・左手の頭脳線が二股に分かれている
まず、二股の頭脳線が「右手」もしくは「左手」の片方にだけある場合、どちらが「利き手」かによって手相の意味が異なります。
まず、「利き手」の二股の頭脳線は、「現在から未来」のあなたの運勢。
そして、「利き手じゃない方」の二股の頭脳線は「過去」や「生まれ持った素質」を意味します。
利き手は人によって異なりますので、手相占いをする時には、「利き手」かどうかを軸にして判断しましょう。
利き手の二股の頭脳線は、後天的な運勢で、その時々で手相が変化すると言われています。
一方、利き手じゃない方の二股の頭脳線は、先天的な運勢や素質を意味するため、あまり変化しにくいようです。
【手相】両手の頭脳線が二股に分かれている
右手にも左手にも二股の頭脳線が両手にある人は、頭脳線が本来持っている「創造性」「判断力」「頭の回転の早さ」などの特徴が強く出ます。
生まれつき要領が良く、大人になってからも個性を生かしてビジネスチャンスに恵まれる可能性が高くなるでしょう。
特に「独創性」や「創造性」を生かせるクリエイティブな仕事とは相性が良く、力を発揮しやすくなります。
【手相】頭脳線の起点・根元が二股になっている場合
頭脳線の先端ではなく、起点(根本)が二股になっている場合、手相占いでは頭脳線の二股の起点がどの場所から始まっているかによって、解釈が違ってきます。
生命線の内側を起点として二股の頭脳線が伸びている場合は、「警戒心が強い」のが特徴。
良くも悪くも周囲に対して気遣いができ、リスクをいち早く察知して回避できる高い危機管理能力を持っています。
一方、頭脳線の二股の起点が、人差し指のすぐ下にある木星丘になっている場合、「人の忠告に耳を貸さないタイプ」になりやすいでしょう。
自分のやっていることに、人から口を挟まれるのが嫌いな人が多いため、干渉やアドバイスが多い上司や目上の人とは相性が合わないかもしれません。
しかし、困っている人には積極的に力を貸す一面も。
会社のような組織には属さず、自営業や経営者など、自分が指示を出す立場の仕事の方が向いています。