長い間会っていなかった昔の友人が突然夢に出てくる事があります。自分でも意識していなかった昔の友人が唐突に夢に出てきたらびっくりする場合も多いでしょう。これは何かの前兆なのではないかと思うかもしれません。それでは昔の友人が登場する夢にはどのような意味があるのでしょうか。
夢判断ではさまざまな夢のシチュエーションに対してその夢を見る理由が分析されます。それは吉夢の場合もあれば凶夢の場合も。この記事では昔の友人が出てくる夢について、その意味を探っていきましょう。
なぜ見るの?昔の友人が夢に出てくる時の心理
昔の友人が出てくる夢の意味を調べる前に、なぜその夢を見るのかという事について見てみましょう。夢には多くの場合、それを見る心理的な理由があるものです。昔の友人が登場する夢は以下のような理由で見るとされています。
昔の友人の夢を見る心理①未練がある
昔の友人が出てくる夢を見る理由の一つとして、未練がある事が挙げられます。夢に登場する物事の多くは、自分が何かしらのこだわりを持っている事柄です。たとえ無意識であっても、日頃から強く執着を感じている物事が夢に登場するのは良くある事。
例えば自分が昔の友人に謝る夢を見たとしたら、それはその当時謝れなかった事に後悔を感じているのかもしれません。昔の友人と楽しく話す夢だとすれば、昔は内気でその人と上手く話せなかったという事が考えられます。夢には当時できなくて後悔した事や、またやってみたい事が登場する場合があります。
昔の友人の夢を見る心理②昔が恋しい
昔の友人が出てくる夢を見る理由としては、昔を恋しがっているという事も考えられます。人は常に現在を幸せと感じ、前を見て生きていくのが理想だと言えるでしょう。しかし現実は多くの場合、そう上手くはいきません。若くてまだ元気がみなぎっていた頃の事。或いは別れた恋人とまだ付き合っていた頃の事。
現在の生活が充実していない場合、昔がふと恋しくなる事があります。そういった気持ちが昔の友人との夢を見させるのかもしれません。無意識のうちに昔を懐かしがっているケースも考えられます。
昔の友人の夢を見る心理③予知夢の可能性
昔の友人が出てくる夢を見る理由としては、予知夢という事もあり得ます。この世の中には不思議な霊感を持っている人がいます。そういう人は無意識のうちに未来を予言したり、現状の変化を感じ取れたりします。例えば長く会っていない友人に再会する夢を見たとしたら、実際ばったり再会という事も。
それがまた会いたかった相手であれば良い正夢になるでしょう。しかしこういった予知夢は必ずしも吉夢とは限りません。昔から仲が悪かった相手と再会してまた争いが再燃するという事も。
昔の友人の夢を見る心理④風の便りの可能性
昔の友人が出てくる夢としては、それが風の便りだというケースがあります。これは良い知らせであるケースもあれば、悪い知らせであるケースもあります。特に悪い知らせの場合は要注意とも言えるでしょう。日本には昔から「虫の知らせ」という言葉があります。
人間には回りの人の死期を悟る能力があると言う人もいます。急に友人の事が頭に浮かんで、その日にその友人が事故に遭ったり亡くなったりするという話はよくある事。昔の友人が出てくる夢もそういった知らせである可能性があります。その夢の事が気になったら一度連絡を取った方が良いかもしれません。
昔の友人の夢を見る心理⑤その人からのメッセージ
昔の友人が出てくる夢は、その人からのメッセージだとされる場合もあります。近しい友人は自分が困った時には頼りになるもの。それは久しく会っていない昔の友人でも然り。昔の友人が夢に登場したら、それは困っている自分に対してその人がメッセージを送ってくれているのかもしれません。
これは良い兆候!昔の友人の吉夢5選
それでは次に、昔の友人が登場する夢をさまざまなシチュエーションに分けて、その意味を見ていきましょう。夢には吉夢と凶夢がありますが、まずは吉夢とされているものからです。
昔の友人の吉夢①その人に会いに行く
昔の友人が登場する吉夢としてはまず、その人に会いに行く夢が挙げられます。昔の友人に会いに行く夢は、現在自分が面している問題に遂に向かっていく決心が出来たという意味。自分の内面にある気持ちの切り替わりを表しているとされます。人はそれぞれのこだわりを持っていて、往々にして意固地になる事があります。
その強い気持ちは時には他人との不仲の原因になります。またそのこだわりが原因で仕事や私生活で先に進めない場合もあるでしょう。しかし昔の友人に会いに行く夢はその束縛から解放された事を意味します。これからだんだんと自分の立場が自由になっていく事を感じるかもしれません。
昔の友人の吉夢②喧嘩する
昔の友人と喧嘩する夢を見た場合、何か自分の内面に問題があるのではと落ち込んでしまうかもしれません。しかし、昔の友人と喧嘩する夢は吉夢とされます。友人とは自分が心のよりどころとして依存できる存在。昔からの友人との喧嘩はその依存心からの脱却を意味します。
昔の友人と喧嘩する夢はすなわち自分に自立心が出てきた証拠。大人の人間として仕事やプライベートで成長する事がうかがえます。
昔の友人の吉夢③その人を助ける
昔の友人が出てくる夢の中で、その友人を助ける夢も良い夢とされています。昔の友人を助ける夢は、逆に自分が友人に助けてもらえる事を象徴します。助けてもらえる相手はその友人とは限りません。この世の中は持ちつ持たれつの関係で成り立っています。
自分が誰かを夢の中で助けたという事は、逆にその恩恵を生活の中で得られるという暗示となります。また自分が社会人としてこの世の中できちんとした行いをしているという証拠とも言えるでしょう。この夢を見たら近々、困った時に救いの手が差し伸べられるかもしれません。
昔の友人の吉夢④嫌いな友達と仲良くする
昔の友人が出てくる夢の中には、自分が嫌いだった人が出てくるケースがあります。自分が嫌いだった人と仲良くする夢を見ると嫌な後味が残るかもしれません。しかしこの夢も吉夢です。嫌いな友人と仲良くする夢は自分が人間関係の上で大人の考え方ができるようになった証です。
誰にでも絶対にウマが合わない相手の一人や二人はいるもの。しかし社会人としてはそういった人とも付き合いを持たなければいけない場合もあります。嫌いな友人と夢の中で仲良くしたという事は社会人の人間付き合いができるようになった事を示すのです。
昔の友人の吉夢⑤異性の友達と仲良くする
昔の友人が出てくる吉夢として最後に取り上げるのは異性の友達と仲良くする夢です。昔の異性の友人の異性と仲良くする夢は、その人と実際に仲良くしたいという希望の表れです。そしてこの夢は後にその望みが叶う事も暗示します。昔の友人と再会した事がきっかけで恋が生まれるというのは良くある事。
同窓会など、近々昔の友人と会うきっかけがある場合、期待して良いかもしれません。
注意が必要かも?昔の友人の凶夢4選
昔の友人が出てくる夢は吉夢ばかりではありません。中にはあまり良くない意味を持つ夢もあります。最後に、昔の友人が登場する夢の中で、見たら注意するべき凶夢について取り上げましょう。
昔の友人の凶夢①その人がふと出てくる
昔の友人が出てくる夢の中で、その人がふと登場する夢があります。予期せぬタイミングで昔の友人がふと出てきた夢は、その人との関係をそこで思い出す必要を潜在意識で感じたからです。友人の中にはいろいろなタイプの人がいます。
気を遣わずに話せる人から、ただの都合の良い人、中には内心縁を切りたいと思っている人もいるかもしれません。昔の友人がふと夢に出てきたという事はその人を忘れてしまう選択に迫られ、それでも思い出すべきだったという心理の表れと言えるかもしれません。
純粋な悪夢ではないですが、警告とは言えるでしょう。もしもその人が自分にとって必要な人であったら、一度連絡をして話し合ってみると良いでしょう。
昔の友人の凶夢②その人が病気になる
夢の中で昔の友人が病気になる事があります。この夢は実は自分自身が病気になる事の暗示である場合があります。仕事などが忙しいと自分の体調管理はついつい忘れてしまうものです。こういった夢を教訓にして医師の検診を受けてみると良いかもしれません。
昔の友人の凶夢③その人を嫌だと感じる
夢の中で登場した昔の友人の振る舞いや仕草に不快感を覚える場合があります。実はこの場合も自分自身に感じている嫌悪が形となって現れた可能性があります。どんな人にも何かしらの欠点はあるでしょう。自分の欠点というものは自覚する事さえ難しい場合もあります。
昔の友人に不快感を覚える夢を見たという事。それは夢で自分を他人に投影する事により、自分の欠点を自覚できたとも言えるでしょう。欠点を自覚せずにいると大切な人間関係を失ってしまう危険性もあります。その夢を教訓にして自分自身を見つめてみる事が必要になるでしょう。
昔の友人の凶夢④仲の悪かった人にふと会う
夢の中でかつて仲が悪かった人とふと出会う事があります。この場合、実際にその人に近々ばったり出会う暗示である可能性があります。そこでばったり出会う事によってかつての人間関係のトラブルが再燃する場合も。迫り来るトラブルを認知しておいた方が良いかもしれません。
もちろん、その再会を機に仲直りができれば、この夢は凶夢ではなく素晴らしい夢に変わるでしょう。
昔の友人の夢は未練やメッセージかもしれない
この記事では昔の友人が登場する夢について取り上げました。昔の友人が登場する夢は、その友人や自分に対するメッセージである事が多いとされます。日々の忙しい生活の中で昔の友人が夢に出てきた場合、その友人や現在の自分の事を振り返ってみる事も必要なのかもしれません。