手相にあらわれる人差し指と中指の間から伸びる線は、伸びる方向によって、意味が変わってきます。特に大きな感情線や運命線などと関係している時には、その意味合いが大きく変わることが考えられます。また、紋などが出ていることが多くあって、それぞれに意味するものが違うので、よく頻繫にチエックしておきたい場所です。
この線を持つ人は、自己表現力があり、タレント性もある人です。自分勝手で、自分本位な面もありますが、その独特のスタイルで、周囲の人から注目される個性的な人です。
その反面チームワークで動くことも得意で、他の人と協調したり、人を引っ張っていく力もあります。特にこの線がはっきり出ている人は、リーダーシップもあり、組織の中でうまく活躍できる人になります。職業としては、営業にもピッタリだと思います。
手相では人差し指と中指の間から伸びる線を、伸びる方向によって、下記のように呼んでいます。
目次
自己顕示欲線
手相で人差し指と中指の間から、感情線に沿って弧を描いて伸び、薬指の下までは伸びない線を、自己顕示欲線と呼んでいます。別名「タレント線」とも呼ばれています。この線を手相に持つ人は、目立ちたがりで、自己アピールが得意、そしてその場その場で臨機応変な対応ができる人です。この線を持つ人はタレントなど人に見られる職業に向いています。
何事も、自分が中心で、自分のことを語りたがります。また、潜在意識で、そのような欲求を抱えている人にも出ることがあります。
運気は特別なものはなく、自己アピールが得意な分、人の話を聞かないところがあります。あまりにも自己主張が強いと周囲から嫌われるので注意が必要です。この線があらわれたら自己主張を控えるようにしましょう。
社交線
手相で人差し指と中指の間から、感情線と平行して、中指の下くらいまで伸びている線を、社交線と呼んでいます。この線は自己顕示欲線や金星帯と、とてもよく似ているので、注意が必要です。線の形様が少し違うと、社交線とは呼ばないので注意が必要です。手相の社交線の状態によっては、少し意味が違ってきます。
手相に社交線が出ている人は、人あたりが良いのが特徴です。人あたりの良さは、仕事や生活面での人脈づくりにも活かされていきます。大切な友人との関係を、いつまでも大切にしてください。
薄い社交線や短い社交線は、やや社交的になりかけている手相です。親しい友人に心を開いて接すると良いでしょう。広く浅く大勢の人と接すると良い評価は得られません。薄い・短い社交線は、濃くなったり、また、消えたりすることもあります。自分の行動・言動によって、手相が変化することがあるので、てのひらの変化には気をつけて、時々見るようにしましょう。
濃く長い社交線の手相は、どんな人からも良い評価が得られる社交的な線です。自分から、積極的にいろいろな出会いを求めることで、良い人脈を作れます。そのような人は、周囲から八方美人と思われ、あまり良い印象を与えませんが、この社交線が出ていると、なぜか悪い印象を与えることは、ありません。この線が出ていると、周囲の人から恨まれたり、反感をかうことがないので、多くの人と接するようにしてください。
営業職の人にこの線が出ていると仕事面でも、良い成果が得られます。
この手相の唯一の欠点は、一人の時間を過ごすのが得意じゃないことです。自分が夢中になれるものを見つけておきましょう。時には、暇そうな友人を数名見つけておき、一人にならないのもいいかもしれません。
金星帯
手相で人差指と中指の間から薬指と小指の間に弧を描くように伸びている線が、金星帯です。一本の線ではなくて、細かい複数の線が弧を描くように伸びているので、金星線でなく金星帯と呼ばれます。金星帯があらわすのは、本人の異性関係です。別名エロ線とも呼ばれ異性からモテるモテ期を反映しています。もう一つの別名は、金星環、第二感情線とも呼ばれています。
金星帯は複数の線が集まったものですが、一見すると一本の線のような形をしています。この線が二重になっているのは、その人に特別な魅力があることをあらわしています。ただし、これは異性の性的な意味での魅力をあらわします。
手相で、切れ切れの金星帯の意味するのは、やや浮気性のところがあるということです。
金星帯が出ている手相の人はモテるので、いろいろと異性が近づいてきます。切れ切れの
金星帯の場合は、いろいろな異性に目移りして、一人に決められない状態です。
ただ、複数の異性と同時交際をしても、うまくいく可能性があります。自分でコントロールできる範囲でなら浮気も可能です。また、特定の恋人を決めないで、自由恋愛を選択する人にもあらわれます。
金星帯があるとモテないと言われることも、ままありますが、これは、金星帯の手相を持つ人が、そのように感じているだけです。周囲からは、とてもモテる人と見られています。金星帯は、魅力のあることをあらわす手相なので、モテないわけがありません。
ではなぜ金星帯の手相を持つ人が、自分はモテないと思われるのか？
金星帯が示す魅力に性欲も含まれるので、自分に寄ってくる異性は、身体目当てだと感じてしまうからだと思われます。
中指の下に向かうV字線
手相で人差し指と中指の間から、中指の下に向かうV字型の手相の人は、人生で遠慮してチャンスを逃してしまっています。特に、人間関係で遠慮して逃していることが多いです。手相のこの線は、社交線と金星帯の変形で、どちらにもなれなかった手相です。要するに中途半端で人間関係をあいまいにしている証拠です。この手相が出てきたら、自分の周りの人間関係を見直してみましょう。解決策が見つかることもあります。
また、このV字型の手相が運命線の分岐としての意味もあります。人生の大きな選択を求められていて、決められていない状態です。最近起きた出来事を振り返って、自分の身の振り方を考える必要があります。
手相で人差し指と中指の間にできる印の意味
手相で人差し指と中指の間にできる印や紋の意味について解説します。
手相で人差し指と中指の間にできるフイッシュの意味
人差し指と中指の間に魚のような形をしているフイッシュ（魚紋）があらわれると、ラッキーなサインです。また、フィッシュに尾ひれがついていない島は、アンラッキーな手相です。わずかなことですが、意味合いが変わってきますので注意が必要です。
手相で人差し指の下は、向上心や独立心の分野、中指の下は忍耐することで優れた才能を発揮できる手相です。フイッシュがどこにあるのかで少し異なりますが、 人差し指と中指の間には、リーダーシップを発揮できるという手相です。
手相で人差し指と中指の間にできる十字紋の意味
手相にあらわれる十字紋（バツ）の多くは、悪いことをあらわします。しかし、あらわれる場所によっては、意味合いが変わり、ラッキーをあらわすサインになります。人差し指と中指の間にあらわれるは十字紋は、ラッキーをあらわします。
この十字紋は、願いが叶う印です。今までの努力が報われる日が近いことを、示しています。これまでのいろいろ苦労してきたことが、良い結果につながってきます。
ただし、手相の大きな線の終点にあらわれる十字紋は、その線の悪いサインをあらわしているので、くれぐれも注意して見分けましょう。
手相で人差し指と中指の間にできるスクエアの意味
手相では人差し指と中指の間のスクエア（四角紋）は、フイッシュより少し効果は落ちますが、幸運をあらわす印です。このスクエアは、ピンチの時に助けてくれる人があらわれるというとても嬉しいサインです。
人差し指と中指の間付近の手相は、人間関係に関わっているものが多いのが特徴です。スクエアが、人差し指に近い場所か中指に近い場所なのかによって、少し意味は異なりますが、助けてくれる人が出てきて、問題が解決に向かいます。
手相で人差し指と中指の間の感情線の意味するものって？
手相で人差し指と中指の間に感情線が入っていることがあります。これは、潜在意識の深さや情熱を示し、一つのことに対する感情の強さのサインです。感情線の深い人は、自分の感情をあらわすことが苦手で、恋愛下手の人が多いです。
社交線のあらわす性質とは大きく異なり、身の周りの人を大切にします。親戚や同僚などに対する思いが強くて、恋愛対象もその知り合いの中から選んだりと狭い傾向があります。秘められた情愛が強く、一人のひとに尽くします。そのため結婚すると良い夫や良い妻になれます。しかし、情愛が強いあまりに、精神的に束縛してしまうことがあり、それがエスカレートしてしまう傾向があります。
束縛しないように、適度な距離を保って接していくことをお勧めします。
まとめ
手相で人手差し指と中指の間から伸びている線や、その付近の紋は、人間関係に関わるものが多くあります。手相にあらわれるそれぞれの線や紋の意味を、よく吟味して、今一度自分の周囲の人間関係を見直してみることをお勧めします。人間関係は、自分が努力したり、注意深く行動することで改善することが多くあります。何度もいいますが、手相は変わります。
特に、この手相で人手差し指と中指の間から伸びている線や、その付近の紋は、よく変わることがあります。どんなに良い手相であっても、日ごろの自分の行動や、心の持ち方で、その手相が悪い方向に向かったり、反対に、悪い手相であっても良い手相に変わることがあります。この手相は、日ごろからよく注意しておきましょう。
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