会社選びをするときの軸に悩んでいる人は多いでしょう。そこで、会社選びの軸について具体例を紹介します。ESや面接の対策に悩んでいる人は参考にしてください。
目次
会社選びの軸は例を参考にしよう
会社選びの軸を考えるためのポイントを紹介します。
自分で0から考えるのは難しい
これから会社選びの軸を考えるのは就活をする上でとても大切なことです。それは単にESや面接で聞かれるからというだけではありません。求人を選ぶ際にも会社選びの軸があるかどうかは重要な問題となります。しっかりとした軸を持って会社選びをしないと失敗する可能性があるからです。
しかし、自分で0から会社選びの軸を考えることはなかなか難しいです。特に就活に初めて挑戦する人にとっては、いきなり会社選びの軸が大切だといわれてもピンとこないでしょう。
会社選びの軸の回答例はたくさん存在している
会社選びの軸に苦労している人はたくさんいます。そういう人におすすめなのが、過去に就活をしていた人達の会社選びの軸を参考にすることです。就活を経験している人であればみんな自分なりの会社選びの軸を考えています。その具体例をチェックすることができれば、自分の軸を考えるときの参考になるでしょう。
具体例を参考にして自分の言葉を盛り込む
会社選びの軸を考える際には、具体例を参考にすることは大切なのですが、そのまま真似してはいけません。あくまでも自分の言葉で考えることが大切です。具体例はあくまでも参考程度にとどめておきましょう。具体例を土台にして、そこに自分の言葉を盛り込んでいくようにすることをおすすめします。そうすればオリジナルの会社選びの軸を完成させることができます。
悪い例をチェックしておくことも大切
会社選びの軸について具体例を参照するのは良い例だけではなく悪い例についてもです。悪い例をチェックすることで失敗を回避することができます。
会社選びの軸の回答例
会社選びの軸について、具体的な回答例を紹介しましょう。
やりがい
会社選びの軸はやりがいであると答えるケースは多いです。仕事に対してやりがいを感じられることを求めていると答えればよいでしょう。応募した企業の仕事は自分にとってやりがいを感じるものであると説明するのです。具体的にどういった点にやりがいを感じられるのか具体的に説明することも大切です。やりがいと答えるだけでは抽象的なため、自分がやりがいを感じる場面や要素について具体的に説明しましょう。たとえば、仲間と協力して1つのことをやり遂げることにやりがいを感じられるなどです。自身の過去の体験を交えて説明すると説得力が出ます。
自己成長
自分が成長できる環境を求めて企業選びをしているという答え方があります。ただし、自己成長と答えるだけでは印象が薄いです。たとえば、挑戦心を持って仕事をしたいと考えていて、応募した企業の挑戦心あふれる部分に共感したという説明の仕方であれば説得力が増します。
社風
社風に共感できる部分がある会社に応募したいという軸の考え方があります。この場合は、具体的にどういった社風のある会社を求めているのか説明することが大切です。たとえば、若手でも発言権を与えられる社風に憧れたため応募したというパターンがあります。
社会貢献
社会貢献できる仕事をしたいという軸の考え方があります。この場合は、応募した企業について、そこの事業が具体的にどのように社会貢献を果たしているのか説明するとよいでしょう。また、どうして社会貢献をすることにこだわっているのか、その理由を説明することも大切です。たとえば、過去にボランティアをしたことがある、あるいはボランティアの人に助けられた経験があり社会貢献の大切さを学んだことが理由であると説明しましょう。
業務内容
業務内容にこだわって企業選びをしているという軸があります。この場合は、具体的にどういった業務に携わりたいと考えているのか理由を説明することが大切です。たとえば、過去にインターンに参加して実際に体験した仕事に興味をいだき、その仕事をしたいと考えて軸にしたという答え方があります。自分の特別なスキルを生かせる業務内容の企業を選びたいというパターンもあります。
人生設計
たとえば、結婚をしてから子育てを大切にしたいと考えていて、子育てへの支援を充実させている企業を探しているという考え方があります。ただし、これだけを理由にしてしまうと別の会社でも良いということになるため、ほかの軸も絡めて答えるとよいでしょう。将来、起業したいと考えていて、そのための独立支援を実施している企業にこだわっているという答え方もあります。
企業選びの軸のNG例
企業選びの軸にはNG例がいくつか存在しています。避けるべき軸の考え方について紹介しましょう。
曖昧
企業選びの軸を曖昧な内容にしてはいけません。曖昧な答え方をしてしまうと、あなたが何を軸にしているのかはっきりと伝わらないからです。基本的に就活において曖昧な答え方をするのはNGです。自分の意見をきちんとまとめて伝える能力がないと判断されてしまうでしょう。また、曖昧な答え方をする人は自信がないと思われてしまいます。そのような人間を採用したいと考える会社はないため注意しましょう。
知名度
企業の知名度を軸にするのは避けるべきです。日本には知名度の高い企業はたくさんあります。したがって、知名度のみを軸にしたとしても企業を絞ることは難しいでしょう。とにかく有名な企業で良ければいいというのはとても安易な考え方です。これでは就活を真剣に考えているとは思われないでしょう。有名であればどこでもいいという考え方では、採用したとしてもすぐに転職するのではないかと企業を不安にさせてしまいます。
企業規模
企業規模を企業選びの軸にするのは避けた方が良いです。日本にはたくさんの大企業が存在しています。企業規模のみを軸にしても企業選びではあまり役に立ちません。大きい企業であれば何でもいいと考えているように思われます。それでは企業にとって印象があまりよくありません。企業規模を軸にしているという考え方は消極的な印象を与えてしまいます。そのような人材を雇おうとする企業はあまりないでしょう。
サービスや製品が好き
自分の好きなサービスや製品を提供しているかどうかを企業選びの軸にするのはおすすめしません。もちろん、これから応募する企業のサービスや製品が好きであるのは望ましいことです。しかし、企業は人材を採用するときにただのファンを求めているわけではありません。採用して自社に貢献する仕事ができる人材を求めているのです。好きという理由では安易な動機であると思われる可能性が高いです。仮に製品やサービスが嫌いになってしまったら、すぐに会社を辞めるのではないかと思われるでしょう。
企業選びの軸の注意点
企業選びの軸を考える上での注意点について紹介しましょう。
自己分析をしておく
これから企業選びの軸を考える際には自己分析をしっかりとしておくことが大切です。自己分析は就活をする際の基本となるものです。自己分析をすることで、自分は仕事に何を求めているのか、どんなことを重視して生きているのかが見えてきます。自分の本音を知ることによって、企業選びの軸を考えることができるようになるのです。自己分析をする際には、自分の過去の行動や経験を振り返ってみましょう。そこで、自分が重視してきたものを見つめ直すことで、企業選びの軸が自然と思い浮かびます。
複数の回答を用意しておく
企業選びの軸を考えるときには、さまざまなパターンを用意しておきましょう。応募先の企業に合わせて異なる回答をするとよいです。企業選びの軸と応募先の企業の特徴とがしっかりと合致していると印象がよくなります。採用担当者を納得させることが大切です。そのためには、それぞれの企業に適した企業選びの軸を提示すると効果的です。ただし、複数の回答を用意するときには、それぞれに説得力を持たせることが重要です。いい加減な内容の回答を複数用意したとしても意味がありません。
企業や業界について勉強する
企業選びの軸を考えるためには企業や業界についてもっとよく理解することが大切です。企業や業界についての理解が浅いと企業選びの軸を考えることが難しくなります。見当外れな回答をしてしまうと選考において不利になるため注意しましょう。
企業研究や業界研究をしていると自分が興味を持てる企業や業界がわかります。ひょっとしたら、今まで見えなかったものが見えるようになるかもしれません。考え方が変わることがあり、もっとよい企業選びの軸を見いだせるようになることもあります。就活をするときには、常に企業や業界についての勉強を行いましょう。
伝え方にも気をつける
企業選びの軸についてしっかりと考えることができたならば、それを伝えるための方法にこだわりましょう。たとえば、ESでは短い文章にまとめる必要があります。200字や300字、500字などで企業選びの軸を説明することを求められるのです。そのため、どんな文量にも対応できるように企業選びの軸の要点をまとめておきましょう。面接で伝えるときには、話し方に注意しましょう。最初に結論を示してその後にその理由を具体例や体験を交えながら説明するのが効果的です。面接官に伝わる話し方をしないと、どんなに素晴らしい回答を用意していたとしても無駄になります。
まとめ
企業選びの軸について具体例を紹介してきました。これから就活をしていく際に、企業選びの軸にこだわることはとても大切です。企業選びの軸について、回答例やNG例を参考にしてください。そして、自分なりの企業選びの軸を考えましょう。