就活をする際に多くの人は会社説明会に参加します。それでは、会社説明会は本当に必要なものなのか疑問に思っている人がいるかもしれません。そこで、この記事では会社説明会に参加するメリットや参加するときのポイントについて紹介しましょう。
目次
会社説明会とは
会社説明会について基本的な点を解説します。
企業が求職者に対して会社の説明をするイベント
会社説明会とは企業が求職者に対して行っているイベントのことです。会社説明会では会社に関する説明が行われます。説明会に参加した人に対して会社の基本的な事業内容やサービス内容、福利厚生などさまざまな点を説明します。求人サイトなどに掲載しているよりも詳しい情報を提供する場となっていて、求職者にとって参加するメリットは大きいです。
合同説明会について
合同説明会とは会社説明会の種類の1つであり、複数の企業が同じ会場で合同で説明会を開催することです。大規模なイベントとして開催されていて、大きな会場にそれぞれの企業が自分たちのブースを出しています。就活生にとっては、1日でいろいろな企業を見て回ることができるため、会社説明会に参加するための時間と費用を節約することができます。
単独説明会について
それぞれの会社が独自に説明会を開催するケースがあり、それは単独説明会と呼ばれています。合同説明会とは異なり会場は小さい場所で行われることが多いです。オフィス内で実施されることもあれば、会議室のような場所を貸し切って行われることもあります。合同説明会とは異なり1社が十分に時間をかけて説明会を行うのが特徴です。
説明会と同時に選考会が行われるケースもある
会社説明会は単に会社についての説明が行われるだけではなく、同時に選考会が実施されることもあります。この場合は同じ会場の中でエントリーシートの記入をしたり、試験を受けたりするのです。後日、結果が送られてきて、通過できれば次は面接試験を受けることになります。
会社説明会のメリット
会社説明会に参加するメリットについて説明しましょう。
企業の詳しい情報を集められる
会社説明会に参加すると企業について詳しい情報を聞くことができます。それぞれの企業が一体どのようなところなのか理解するために役立ちます。事業内容やキャリア形成などについて詳しい話を聞けるため、実際に入社したあとのことをイメージしやすいでしょう。
社員の生の言葉を聞ける
会社説明会では社員から直接生の言葉を聞くことができるのが特徴です。実際にそこで働いている人からの言葉を聞けるのはとても参考になります。かなり正直な話をしてくれるケースも多いです。
質問する機会がある
会社説明会では一方的に話を聞くだけではなくて、参加者からの質問を受け付けてくれるケースもあります。質問があれば気軽にしてみるとよいでしょう。さまざまな質問にできるだけ対応してくれるはずです。
会社説明会の流れ
会社説明会に参加するときの基本的な流れについて紹介しましょう。
締め切りまでに応募して予約をする
会社説明会に参加したいならば、締切に注意しましょう。応募して参加することになるのですが、締切が設定されているため、それに遅れないようにしなければいけません。また、説明会によっては定員が決められていることがあり、予約が埋まってしまうと締め切りまで時間があったとしても応募できなくなります。そのため、気になる会社説明会があるならば、できるだけ早めに登録しておくことをおすすめします。
遅れずに会場に向かう
会社説明会の当日は、会場にまで遅れずに向かいましょう。会場のある場所が初めて行く土地の場合は道に迷ってしまうことがあるため注意してください。時間に余裕を持って行動することをおすすめします。遅刻してしまうと入室することを拒否されてしまう可能性もあるため注意しましょう。
会社説明会に参加する
会場に時間通りに到着したならば、会社説明会に参加することになります。基本的には社員の人からいろいろな話を聞くという流れになります。途中で質問する時間を与えられることがあるため、気になることがあれば気軽に質問してみましょう。話を聞くときには、重要な点はきちんとメモを取っておくことをおすすめします。
応募するかどうか決める
会社説明会の話を聞いたうえで、実際にその企業に応募するかどうかじっくりと考えてみましょう。会社説明会に参加したからといって、必ずしも応募しなければいけないというわけではありません。
会社説明会と同時に開催される可能性のあるもの
会社説明会の当日には単に会社の説明が行われるだけではなく、ほかにさまざまなものが開催されるケースがあります。一体どのようなものが会社説明会と同時に行われるのか紹介しましょう。
グループワーク
会社説明会の当日にグループワークが行われることがあります。グループワークはグループディスカッションと呼ばれることもあります。多くの企業が実施している選考方式の1つです。説明会の直後にグループワークを実施して、その様子を人事がチェックしています。そのため、手を抜くわけにはいかず、真剣に参加する必要があります。あるテーマを与えられて、それについてみんなで話し合いをします。そして、最終的には成果物を作ったり発表したりするのです。
座談会
会社説明会の際に座談会が実施されることがあります。座談会では就活生の方から積極的に話をする機会が与えられるのが特徴です。たとえば、そこで気軽に質問することができます。その会社の社員の人とフランクな雰囲気の中で話を進めることができるため、企業のことをより深く知るために役立つでしょう。
エントリーシート記入
会社説明会を受けたあとにエントリーシートの記入を求めてくる企業があります。これは事前に通知されない状況で行われることもあります。この場合、事前にしっかりと準備しておかないと戸惑ってしまうことが多いです。ごまかしが通じないため、下手なことを書いてしまうとエントリーシートの段階で落とされてしまうでしょう。その場で書かせることによって、それぞれの就活生の本当の力を知ることができるのです。説明会で話されている内容についてクイズ形式で回答を求められるといったケースもあります。会社説明会に参加するときにはしっかりと話を聞いておかないとエントリーシートに対応できないことがあるため注意しましょう。
ポートフォリオの講評
会社説明会の際にポートフォリオの講評を受けられることがあります。会社説明会が終わったあとに、人事の人にポートフォリオを見てもらい、アドバイスを受けることができるのです。このような機会が用意されているならば、必ず利用するようにしましょう。いろいろな企業でポートフォリオの講評を受けると、どのようなポートフォリオを作成すればいいのか理解できるようになります。会社説明会を受けるときには、できればポートフォリオを用意して持参しておくとよいでしょう。
会社説明会に参加するときのポイント
これから会社説明会に参加する際のポイントについて紹介します。
参加しない場合はキャンセルの連絡を入れる
会社説明会は気軽に応募することができるため、ついたくさんの企業にあれもこれもと応募してしまうケースがあります。しかし、応募してから当日になるまで時間があるため、その間に気が変わってしまうケースがあるでしょう。スケジュールの都合で参加できなくなることもあるかもしれません。そんなときには事前にキャンセルの連絡を入れておくことが大切です。企業側はあなたが参加することを見越して準備を進めているため、参加しないのであればキャンセルの連絡を入れるのはマナーです。
スーツが基本
会社説明会も選考に含まれていると考えましょう。説明会の段階で人事は参加者のことをよくチェックしています。たとえば、当日の服装も細かく見られていることを意識しましょう。そこで、会社説明会に参加するときには、きちんとスーツを着用することを心がけてください。たとえ、服装が自由であったとしても、スーツを着ていくのが基本だと思いましょう。スーツを着用しておけば、服装について問題にされることはありません。就活において無難な服装がスーツであり、会社説明会はすべてスーツを着用していけば問題ないです。
持ち物を確認しておく
会社説明会に参加するときには、当日に何を持っていくべきか事前に確認しておきましょう。筆記用具とメモ帳は必ず持参してください。また、当日に履歴書やポートフォリオなどを持ってくることを要求される場合もあるため準備しておきましょう。当日にたくさんの資料をもらうことになるため、それを入れるためのかばんもちゃんと用意します。ほかにも、なにか指定された持ち物があるならば、当日に忘れないようにしておきましょう。
選考に進んだときのためのヒントを集めておく
会社説明会にただなんとなくの気持ちで参加してはいけません。きちんと目的意識を持って参加しないと時間の無駄になってしまいます。せっかく忙しい時間の合間を縫って参加したのだから、何かしら得るものがなければもったいないです。そこで、会社説明会では実際の選考に進んだときのヒントになるようなことを集めることを意識しましょう。特に面接では会社説明会で話された内容が関わってくることが多いです。たとえば、志望動機を決める際には会社説明会で話されていたことを盛り込むことで説得力を持たせることができます。気になる話が行われたならば必ずメモしておきましょう。
まとめ
会社説明会について基本的なことを紹介しました。企業についてもっとよく知りたい人はぜひとも会社説明会に参加するとよいでしょう。ただし、選考に関わってくることが多いため、気を抜いてはいけません。しっかりと準備をして会社説明会に臨んでください。