就職活動にはエントリーシートの記入は欠かせません。
就職活動に必要な書類だと分かっているからこそ「書けない」と悩んでしまう人は多いです。
しかし、エントリーシートを書くことは就職活動を行う上で「入口」になります。
「書けない」から放置をするわけにはいきません。
この記事ではエントリーシートが書けないと悩んでいる方に知ってほしい、エントリーシートが書けない理由や諦めないために知ってほしい書く上でのコツなどを紹介します。
ついつい苦手意識を抱いてしまう方は多いのですが、この記事を読むことで解消ができるはずです。
目次
【書けない理由は?】エントリーシートの書き方が分からない悩み多発中
エントリーシートが書けないと悩んでしまう人は多く居ます。
しかし「何が原因で書けないと感じているのか」に気付いていない人は多いです。
この理由を理解することこそ、次の一歩に繋がる道になるでしょう。
書き方が分からない
この悩みを抱えている人が一番多いです。
エントリーシートを受け取り「いざ書こう」と思ったものの、どのように書き進めて行くのかが正解であるのかが分からない方は多く居ます。
エントリーシートの項目は大きく分けて3つに分類されます。
基本項目・志望動機・自由記述です。
この3つの項目を埋めて「自分の情報」を志望する企業に提出をすることになるのですが、多くの方が悩んでしまうのが志望動機以降の項目でしょう。
基本項目までは埋めることができても、その後が空白になってしまう方は多いです。
ここで大事になるのが「難しく考える必要はないこと」です。
「企業の人事担当者に読んでもらうから」と気を張ってしまう人は多く、つい想いを長く書いてしまう人がいます。
しかし、エントリーシートでは「簡潔に書くこと」が求められることが大事になることを覚えておきましょう。
大事なのは【書けない理由を探すこと】エントリーシートへの苦手意識を無くそう
エントリーシートを簡潔に書くことを意識することは書き進めるうえで重要になります。
しかし、どうしても苦手意識を抱いてしまう人は多いです。
そんな方に是非試してほしいのが「書けない理由は何か」を探すことになります。
人それぞれ苦手意識の根底に隠れている者は違うでしょう。
例えば「私の文字は汚いから」と思っている人もいれば「文書能力が低いから書けない」と感じている人もいるかもしれません。
このように、どうして「書けない」と感じているのかを見つけることこそ「書けるようになる」キッカケになります。
文章力が低いと感じている場合
自分の文章力に不安を抱えている方は意外と多いです。
特に、就職活動用の書類になると「書けない」という不安がより強く出てしまうこともあるでしょう。
文章力はこれまでの人生で蓄えてきたものであるため、一度苦手意識を抱いてしまうとなかなか克服ができません。
しかし、だからといってエントリーシートを書けないままでいるのはNGです。
そんな方は過去の実例を読んでみましょう。
内定をもらった方の実例が掲載されているエントリーシート関連の本には、多くの実例が載っています。
いくつかの実例を見ると、なんとなく「特徴」が見えてくることもあるでしょう。
文章力を鍛えるのには時間がかかりますが、テンプレートさえ見つけてしまえば少しずつコツが掴めるはずです。
諦めずに探すことから始めてください。
自分の魅力を見つけることができていない
この悩みを抱えている方はとても多く、エントリーシートの項目欄でも立ち止まりやすいと考えることができます。
例えば、志望動機や自己PR、そして自由記述の欄は「企業に自分の存在を知ってもらえる欄」です。
ここで自分のアピールが上手くできると、企業は興味を持ってくれる可能性が高いでしょう。
しかし、アピール以前に「自分にはアピールできるものがない」と感じている方は、書くことが無いと諦めてしまいたくなるかもしれません。
自分が人事担当者になったと思ってみましょう。
もし、目の前に「自己PR」が空欄で送られてきたエントリーシートがあったらどう感じますか?
「入社したいという気持ちが無いんだな」と感じてしまうことでしょう。
中には「何のためにエントリーシートを提出したの?」と感じてしまう人もいるかもしれません。
自分の魅力がないと感じている方と働きたいと感じる企業はまずないでしょう。
自分のこれまでの人生を振り返りながら、続けてきたことや、好きなことを思い出してみると、意外と魅力は見つかるものです。
企業へのアピールは、その企業が欲しがる人材であることを伝えることができれば大丈夫なので、あまり難しく考えないことも大事になるでしょう。
書けないと諦めてしまいがちなエントリーシートの項目をチェック
エントリーシートの記述項目の中で、特に苦手意識を持たれてしまうのが「自由記述」や「質問」といった、あなたから企業に向けて発信をするものです。
質問に対して答えることが得意な人の中には、自発的に自分を伝えることが苦手ない人もいます。
しかし、人事担当者は自由記述や質問欄から「その人が持つ個性」」を見ていることが多く、この項目を何より重視してみる企業は多いです。
だからこそ「書けない」と悩んでしまうのではなく、自分を唯一アピールできる場所だと前向きに捉えることが大事になります。
この項目を記述する上で大事になるのが「下準備をすること」です。
例えば、質問項目では「企業に入った自分」をイメージすること、そして企業理念や働き方をある程度調べることが大事になります。
そこから派生してくる「質問」を書くことで「入社イメージが出来ている子」と好印象を抱いてもらえることもでるでしょう。
自由に書いて良いからとその時感じたことを書くのではなく、念入りに下準備をしてから進めるようにしてください。
すると、書けないという悩みは解消しやすくなるでしょう。
書けないのなら【例文をチェック】エントリーシートの例文をご紹介します
ここからは、エントリーシートが書けないと悩んでいる方に知ってほしい例文を紹介します。
志望動機や自己PRなど、悩んでしまいやすい部分にフォーカスを置いて紹介をするので是非参考にしてください。
志望動機の例文
私はこれまで学んできた観光学の知識を活かしたいと思い貴社への入社を志望しております。
独自の着目点から数多くのイベントを世の中に出す貴社で、自身の企画を考えてみたいと感じました。
以前OB訪問をした際、社員の方から1人1人が貴社の経営理念を胸に働かれていると伺い、誇りを持って働ける会社であると感じました。
自己PRの例文
私の強みは一歩下がって人の意見を聞き、まとめることです。
チーム全体がひとつにまとまるように行動をすることができます。
インターンで初対面同士で5名のチームを組み、企業を発展させるPR方法を考える機会がありました。
それぞれが想いや考えを伝えていく中で、私は自身の想いを伝えながらもまとめ役に回りました。
すると、他のチームよりも案を出すのが早く、チーム全体の雰囲気もひとつにまとまりました。
この経験から、一歩下がってまとめることこそチームを支える力であり、自身にできることだと自覚ができました。
エントリーシートを書けるようになるために【自己分析】を行おう
ここまで、エントリーシートが書けないときの悩みや書くうえでのコツを紹介してきました。
就職活動を行う上で入り口にもなるエントリーシートの記入は「書けない」と悩んでいては進むことができません。
大事なのは「改めて自分と向き合うこと」です。
そのため、是非皆さんには一度「自己分析」をオススメします。
自己分析というのは「自分がいったいどういう人間であるのか」を知る良い機会になるでしょう。
何が強みなのか、そしてどんなことに苦手意識を持っているのかを調べることこそ「エントリーシートの下準備」になるはずです。
志望している業界についても研究を行うこと
エントリーシートが書けないと悩んでしまう方は、志望をする企業について理解できていない傾向があります。
実はここを理解することができるだけで、志望動機や自己PR、そして自由記述はスラスラと埋められる傾向があるのです。
というのも、あくまでも記入をするのはエントリーシートであり、読むのは「企業の人事担当者」になります。
その人がどんな人材を欲しているのかは業界事情や企業について調べることできっと見えてくるはずです。
また、このような下調べを行うことは面接対策にもなるので一石二鳥と言えるでしょう。
下調べをすると「書くべきポイント」が見えてきて、具体的な理由やエピソードを示すことができるようになるはずです。
企業に入った時に自分がどうなりたいかのビジョンを考える
業界や企業の下調べを行う中でもう一つ大事になるのが「自分がその企業に入ったらどうなりたいか」を考えることです。
ここを考えることができると、具体的な未来をエントリーシートに記入することができます。
未来のビジョンが見えている人と働きたいと考えている人事担当者は多く、きっと書類選考を通ることができるでしょう。
まとめ
エントリーシートが書けないと悩んだときは「根本的な原因」をみつけられていないときです。
記事の中で紹介をしたポイントを改めて見つめなおすことで、エントリーシートに書くべき点が見えてくるでしょう。
自分の魅力探しや自己分析は就職活動を行う際に必ず役立つので、早い段階で取り組むようにしてください。