好きでもない男性に押し倒されるのは、女性にとって大きな苦痛になりますよね。
一度男性に押し倒されるのがトラウマになってしまうと、恋人に押し倒されるのも苦痛になってしまいます。
男性に押し倒される度に、恐怖が押し寄せてきてしまい、どうしたらいいのかわからない…。
今回は押し倒される恐怖感を解決する方法についてご紹介したいと思います。
あなたの心の負担が少しでも軽くなるように、できることから始めてみましょう。
目次
男性に押し倒されるのはトラウマの原因!
女性はいつの時代も、男性に「性的」な目で見られがちです。
女性をターゲットにした性犯罪は後を絶たず、中には小学生や未就学児の頃に被害を受ける人もいるでしょう。
でも、女性は性犯罪を受けてしまうと、なかなか他人に打ち明けられない人も多いですよね。
あまりにも小さなころに被害を受けた場合は、自分が何をされているのか、理解していない場合もあるでしょう。
そうした性犯罪に巻き込まれてしまった女性の中には、男性に押し倒されることをトラウマとして記憶してしまい、なかなか恐怖心を克服できないケースが目立ちます。
好きな人が出来て、本当は嬉しいはずなのに、男性に押し倒されると、つい嫌な過去が浮かんできてしまう。
当然、大好きな恋人には嫌われたくないので、男性に押し倒された過去の恐怖心など相談することができず、ずっと一人で苦しみ続けてしまう女性は少なくありません。
押し倒される恐怖心を相談できない人が多いのはなぜ?
男性に押し倒されることが怖いと思っている人が、周囲になかなかトラウマを相談できない原因は、主に二つあるでしょう。
まず、一つ目は男性に押し倒されたという「恥ずかしさ」が原因です。
年頃の女性にとって、男性に押し倒されたという経験は、とても恥ずかしいもの。
特に性犯罪に遭っている場合は、いかに親しい友人や家族であっても、その事実を打ち明けることは困難です。
押し倒されたという事実を打ち明けること自体が、罰ゲームのような苦しみで、本人を深く傷つけてしまいます。
「そんな恥ずかしい思いをするくらいだったら、自分の胸の内にしまっておいたほうがいい」と、考えてしまう人も少なくありません。
本人が口を閉ざしてしまえば、誰も事実を知る者はいなくなってしまいます。
押し倒される恐怖を味わった女性が、泣き寝入りしやすいのは、やはり被害者である女性の方が恥ずかしくて問題を表面化させたがらないという部分が大きく影響しているでしょう。
そして、トラウマを相談できない二つ目の理由は、押し倒された自分に非があるという「罪悪感」が原因です。
悪いのはあくまで、女性を押し倒した男性なのに、トラウマを持っている女性の中には、「押し倒された自分が悪い」と思っている人が少なからず存在します。
女性がそのように思ってしまうのは、やはり勇気を出して相談しても、周囲からそのような指摘をされることが多いからだと考えられます。
いじめの場合でも、必ず「いじめられた方に問題がある」という意見が出てくるように、性犯罪の場合も、必ず「被害者の方にスキがあったんじゃないのか」「被害に遭うような状況になった本人が悪い」と指摘されがち。
こうした意見を言われてしまうと、被害者の方は何も言えなくなってしまいます。
押し倒される恐怖感を解決するためにはどうすればいい?
男性に押し倒される恐怖感を克服するには、色々な方法があります。
重要なのは、あなたが悩みを相談した時に、心が軽く感じられる方法を選ぶことです。
具体的にはどのような解決方法があるのか?
4つの解決方法をそれぞれチェックしてみましょう。
【1】信頼できる人に相談してみる
押し倒される恐怖感を克服したいと思っている場合、一番挑戦しやすい方法としては、信頼できる人に相談してみることです。
この時、相談相手はあなたが心から信用できる人をじっくり選んでください。
中途半端な人を選ぶと、あなたの苦しさもわからず、「押し倒される状況を作ったあなたにも問題があるんじゃないの?」と、まるであなたに問題があるようなアドバイスをされる可能性があります。
そんなアドバイスをされれば、ますますあなたの心は傷ついてしまうだけ。
「もう人には相談をするのをやめよう」と考えてしまう人もいるでしょう。
しかし、押し倒された人に問題があるのではなく、押し倒す方に問題があるのです。
あなたの心の苦しみを本当に理解してくれる人であれば、「押し倒された方」に責任を問うような助言はしません。
相談相手をよく選ばないと、相談によって更にあなたが傷つくことになるので注意をしないといけません。
【2】心療内科でカウンセリングを受ける
押し倒される恐怖感を周囲に相談することが出来ない場合、心療内科でカウンセリングを受けて見るのも一つの方法です。
心療内科や精神科では、あなたのように心に大きな傷を負った人が相談をしに訪れます。
初めは不安かもしれませんが、意外に患者さんが多く、「自分だけではないんだ」とホッとするかもしれません。
また、相談相手はちゃんとした専門家なので、興味本位で質問されることがない安心感があります。
押し倒される恐怖感がある人にとって、興味本位で根掘り葉掘り聞かれることは、やはり苦痛ですよね。
一般人に相談すると、やはり興味本位な質問を投げかけてくる人もいるので、相談するのがしんどく感じてしまうこともよくあります。
そのため、あなたの心が傷つけられる可能性が少ない心療内科のカウンセリングは、本当にトラウマを克服したいと思っている人には一番おすすめな方法です。
【3】恋人にはトラウマがあることを打ち明けておく
普段は押し倒される恐怖感を感じないで過ごしている人でも、やはり恋人が出来ると、気になってしまうもの。
その場合、周囲や心療内科に通ってまで相談する気がないのであれば、「恋人」にだけ真実を打ち明けておくという方法もあります。
恋人に予め押し倒されることが苦手だということを告げておけば、相手もあなたに恐怖感を与えないように配慮してくれるはずです。
押し倒されることが苦手という情報は、あなたと恋人だけが知っていれば十分。
なぜなら、あなたを押し倒す可能性が高いのは、基本的には恋人だけなのですから。
押し倒される恐怖感というのは、決して良い話ではないので、大勢に相談して話を広めるより、本当に知っておいて欲しい人だけに告げた方が、あなたの心も楽になるでしょう。
【4】占い師に心のヒーリングをお願いする
どうしても男性に押し倒される怖さを忘れられないという人は、占い師にヒーリングをお願いして問題を解決してみるという方法もあります。
占い師の中には、心の傷を癒してくれる「ヒーリング」という占術を得意にしている人がいるので、トラウマを抱えている人は、一度試してみる価値があるでしょう。
ヒーリングの効果は、ヒーラーとの相性が重要で、自分に合う占い師に出会えることができれば、心の苦しみを軽減することができるかもしれません。
また、占い師の方は他人なので、知人に相談するよりも、相談を打ち明けやすいと感じる人もいるでしょう。
深刻な悩みほど、顔見しりに相談するのは意外に辛いもの。
相談をすることによって、相手を悲しませてしまったり、重い空気になってしまうと、やはり今後の付き合いにヒビが入ってしまうんじゃないかと不安になってしまいますよね。
その点、占い師とは基本的にその場限りの付き合いなので、言いたいことを言いやすい状態です。
自分がずっと抱えてきた苦しみや、友人や家族には見せたくない部分を、占い師にだったら見せることができます。
そうした部分を一度吐き出すと、押し倒される恐怖心は完全に解決できるわけではありませんが、かなり心が楽になれるのは確かなこと。
心に安心感を取り戻すためには、やはり今まで誰にも言えなかったことを、誰かに聞いてもらうということが有効です。
押し倒される方が悪いという考えは捨てよう
押し倒される恐怖心を克服したいのであれば、まずは「押し倒された自分が悪い」という考えは捨てましょう。
あなたは、全く悪くありません。
あなたには、何の落ち度もないのです。
まずは自分に非がないということを、ちゃんと受け入れましょう。
その上で、信頼できる人だけに、自分のトラウマとなった押し倒される恐怖心を相談してみて下さい。
自分が悪くないとわかれば、少しずつ「相談してもいいかな」という気持ちが沸いてくるはずです。
自分に非があると勘違いしたままだと、やはり相談しても非を責められてしまうのではないかと不安になってしまうので、周囲には言いにくくなってしまいます。
自分が被害者であるということを受け入れることは、人によってはもしかしたら、とても辛い事かもしれません。
被害者という響きは「可哀想な人」というイメージがあり、自分がその可哀想な人に見られるのかと思うと、自尊心が傷つきます。
すぐには受け入れることができず、時間が長くかかってしまうかもしれません。
苦しい時は、無理に受け入れようとしなくても大丈夫です。
受け入れられる時がきたら、あなたのペースで受け入れればいいだけ。
でも、「やっぱりもうちょっと前向きに生きていきたい」と思ったら、周囲の力を借りて立ち直ってみるのも悪くありません。
信頼できる周囲の人、心療内科の先生、恋人、占い師など、利用できる人は遠慮なく利用していきましょう。
それによってあなたに笑顔が戻るのであれば、喜んで力を貸してくれる人は沢山います。
苦しい時は、一人で何とかしようとせず、周りを頼ることも上手く生きていくコツです。
あなたが「この人だったら相談してもいいかな」と思える人を見つけたら、勇気を出して打ち明けてみましょう。
話を聞いてもらうだけでも、心は楽になりますので、一歩ずつ進んで押し倒される恐怖心を克服していくのが重要です。